329.里への道 ページ43
「おれ、、、、を、、かつげ、、、たとして、、、お前じゃ、、里の場所は、、、わからな、、、い。、、、あそこは、、、忍び、、、以外、、、には、、、見つけ、、られない。」
ぐったりとした宇随さんが私にそう伝える。
まぁ、そうだろう。
忍びなんて早々人に見つかるような場所に拠点など構えるわけもないし
忍びが自ら拠点を教えるわけもない。
それを常人が見つけられるわけはない。、、、、常人であれば。
「大丈夫です。わたしなら。」
しかし、私はあいにく五感がすぐれている。
痕跡などなくても宇随さんの服に付着していた微かな土に香りや、
風に乗って聞こえてくる音、そして地形や空間の把握ができる。
これもすべてじいちゃんと鱗滝さんのおかげだ。
私はそれだけ告げると足早に山中を歩き始めた。
暫く歩いていると、山の中鬱蒼と木々が茂る中にそれらしき場所を見つけた。
そこは規模は小さくないはずなのに本当に森に隠れて、意識的に探しても簡単に見つけることは出にないほどだった。
門前まで来ると、私の足元にクナイが数本飛んでくる。
「何奴。」
姿は見えないが、そう私に問う声が聞こえてきた。
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さきた(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます!ゆっくり更新ですが気長にお付き合いくださるとうれしいです。 (3月1日 21時) (レス) id: 60f14c4ce3 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 面白すぎです。更新頑張ってください (2月26日 22時) (レス) @page44 id: 45c23c9df8 (このIDを非表示/違反報告)
黒糖 - 今まで見た中で一番好きな作品です!次の更新楽しみに待ってます! (6月22日 3時) (レス) id: e56bcdd9cf (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (2023年2月5日 18時) (レス) @page42 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - また更新楽しみにしてます (2023年1月22日 23時) (レス) @page41 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さきた | 作成日時:2021年7月22日 23時