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46.十分 ページ46
A「鶯のこと…追い詰めてた…。私ってほんとにばか……何で今まで__っん……!?」
唇に優しいぬくもりが触れた。
鶯丸「__もういいよ。」
優しい声にまた泣きそうになった。
鶯丸「主がそこまで俺のことを考えてくれて。それだけで十分だ。ありがとう。」
優しいから
知らず知らずに甘えてしまう
わがままを言ってしまう
鶯丸「__さ、中に戻ろう。秋の夜は冷える。」
鶯はそっと私の肩に羽織を掛けてくれた。
A「ま、まだ話は終わってな__」
鶯丸「もう十分伝わっているよ。__ほら。そんな薄着で裸足でいたら風邪を引くぞ。」
立ち上がる鶯に私は腕を絡めた。
A「…ねぇ鶯。嫌なことは嫌って言ってもいいんです。立場とか、そんなの関係ないです。それから…時にはわがまま言ってくださいね。…そうじゃないと鶯が苦しいから……ね?」
鶯丸「分かったよ主。ありがとう。」
微笑む彼に私も笑顔を返した。
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