13.勘違い ページ13
鶯丸「__あれは違う……!避けていたわけじゃ…!な、い……いや、でも君とは距離をとっていたが……でも嫌いだとかそういうわけじゃ…!」
私を抱きしめていた腕をばっと離して、慌てて否定する鶯に私はきょとんとしてしまう。
鶯丸「えっと…つまりだな…!君のことが大好きだ!」
A「__へ…??」
驚きのあまりまぬけな声が出てしまった
え、え、え…???
鶯丸「__!!あっ……」
お互い顔を見合わせて赤くなる。
鶯丸「ちがっ……!!主として!!主としてという意味で…!」
A「あ、当たり前です…///!!!」
そんなの、そうに決まってる…!!
なのに…顔が熱い…。勘違いしちゃって私バカみたい……。
鶯丸「__やっぱり可愛いな。あれは、主を怖がらせたくなくて距離をとっていたんだ。」
A「……あの時は確かに少し鶯が怖かったです…!でも……今日はお茶の時間に鶯がいなくて寂しかった……。だから、明日は来てくださいね。鶯に避けられるほうがずっと寂しいし怖いです!私の側にいてください。」
恥ずかしくて顔をあげられなかったけど、これだけは言いたくて私は頑張った。
鶯丸「………っ」
ちゃんと、伝わっているといいけど…
鶯丸「……………なんで…そんなに可愛いの」
A「……?何か言いましたか?」
鶯丸「__いや、何でもない。今日は得をした。ありがとう。」
A「……?は、はい…。」
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