2恋してます ページ2
なんて言うのは、一年前のお話。
今日から私は二年生だ。
涼介「姉ちゃん、俺のネクタイ知らない?」
「んー、探してきなよ」
渋谷すばるなぁ
渋谷すばる大倉とどうなったん
どうなったなんて言われてもどうにもならない。
そう。
三ヵ月前、私は忠義に告白した。
でも……忠義にはもう他の女の人がいた。
·
忠義「…ごめんな」
忠義「俺、Aのことそんなふうに見れへん」
忠義「彼女、おるんや…」
雨の日の夕方だった。
ずっと隣にいた忠義が離れちゃってた。
衝撃的だった。
「そっか、」なんて笑ってその場を立ち去った私は、傘もささずに雨の中1人で歩いた。
涙が止まんなくて、でも雨が降ってればそれさえも誤魔化せる気がして。
その時に声をかけてくれたのが、先輩だった。
すばる「何してるん」
傘をさして目の前で立っている少し小柄で細い、見覚えのあるような無いようなうちの学校の先輩。
すばる「なんで、泣いてるん」
·
涼介「姉ちゃん!!」
「うっわ、うるっさぁい…」
急に大声を上げる弟の涼介に、私は耳を塞ぐ。
涼介「なにぼーっとしてんの。俺のネクタイ!」
「あーもう!!自分で探してよ!」
涼介「あったら姉ちゃんなんかに聞きにこねぇわ!」
「じゃあ忠義にでも借りに行けば!!」
私は涼介の背中を押して部屋から追い出す。
もう高校生なんだからそれくらい自分で何とかしてよね。
ガチャ、と開くドア。
「なに?!」
半ギレで聞くと、涼介は「いや…」と呟く。
涼介「姉ちゃんの友達?来てる…」
「え?」
66人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みく(プロフ) - 更新はもうしないんですか?!次の更新楽しみに待ってます(*>_<*)ノ (2017年9月17日 2時) (レス) id: ea9529447f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もものん | 作成日時:2017年7月27日 10時