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「………」






足元に落ちている、とある本の表紙。



そこには、サイズあってねーだろ!ってなぐらい小さい水着を着た女の人が
大きい胸をこれでもか!ってなぐらい寄せて谷間を強調していて

そんな彼女に、あたしはニッコリと微笑まれている






「……おかしいでしょ」





え、何。
男子校ってフツーに、こーゆー本廊下に落ちてんの?
これ常識なの?ねぇ







シーンとした廊下に佇むあたし

ただし、ここは自分の高校ではない






「つか、どこにいんの…?もう〜、ヤダァ!」




放課後だというのに、誰も残っていない校舎、そしてグラウンド。


そりゃ、この学校の生徒が部活をするとは思えない





「……帰りたい」





そう、ここはあの雄也の通う男子校(失礼だが偏差値はなかなかの低さ)




「雄也のバカ野郎が……!」






………あれ、なんか足音が聞こえる


あ、教頭が迎えに来てくれたのかな。




立ち止まったまま、角から誰かが来るのを待つあたし



そして、現れたのは











「……えっ、」



そう言って、ぺちゃんこのスクールバックをリュックみたいに背負い

あたしの姿を見て、固まる男の子




…ちょっと待てい、生徒まだ残ってたんかーーい!!









「なんで、女子がいんの?!」


あ、もしかして教育実習生的なっ?

そう言いながら、あたしに近づいてきた男の子




「やっべ、先生超若くね?」



つか、可愛いーじゃーんっと、あたしの顔を覗き込むと同時にキラリと光ったピアス











「………」



何この子すっごい美形なんですけど。

いや〜、もったいない。うちの学校にいたらモッテモテだよこれ。伊野尾慧抜かせるかもよ?


…って、





「いや、あたし先生じゃないから!!」



え?と、ハテナマークを浮かべる彼



「………高木雄也の一個上の姉です」


「………」









まさに、

点。点。点。。。の状態






少し遅れて







「雄也の姉ちゃんんん!?!?」






彼の叫び声が廊下に響いた






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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 伊野尾慧 , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
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うさぎ - つづきみたいです! (2018年3月11日 21時) (レス) id: 9f1c7fd318 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - はっっっ!  終わり!? 続きが見たいです! (2017年11月11日 17時) (レス) id: 4b09fffb06 (このIDを非表示/違反報告)
岡本 彼女(プロフ) - は?え?終わりと? (2017年9月9日 22時) (レス) id: d9c22ccede (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ばー(プロフ) - おわりですか? (2017年7月3日 20時) (レス) id: 3289050712 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - このお話って、これで完結ですか…? (2017年3月28日 23時) (レス) id: 222fe9065d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:メイ | 作成日時:2016年10月29日 19時

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