3 彼等は 【実況者】

謝らないで ページ16

緑色 side



緑色「何モナイ…迷ッテルダケ」

機械類操作室の横にあるマイクで、らだおくんと
きょーさんのインカムに繋げて、話す。
ぺいんとさんには、インカム渡してないから
話さない。いや、話せない。


金豚〈お！どりみー！元気になったんやな！〉

緑色「ンー」

俺は数日前、栄養失調だか何だかで、倒れたらしい。
…その時の記憶は曖昧でよく覚えてないが、
らだおくんとコンちゃんの為に……アレ？何だっけ…


らだ〈……ごめんな、緑色〉

緑色「……」

…らだおくんに謝られて、
俺は今、どんな顔をしてるんだろう。
滅多に謝らない彼が…


__らだ「ご、ごめんって！冗談だってば！」__

………彼が…


__らだ「wwごめん、ごめんw」__

……いや、別に何も思わないな…きっと真顔だな。
ウン()


緑色「謝ンナイデ」

らだ「！……」

緑色「謝ル位ナラ、態度デ示シテ」

らだ「……」

？何で黙ってるんだろう。
今思ってる事を素直に伝えただけなのに。


レウ「…らっだぁ……？」

緑色「！ア…レウさん起キタ…」

らだ〈レウさん？…起きたの？〉

いつから起きていたのか、
先程までベッドで寝ていた筈のレウさんが、
まだ覚醒しきっていない状態で聞いてきた。


レウ「うん、さっき起きたところ。
ありがとな、どりみー」

緑色「……イイヨ」

金豚〈…なぁ、どりみー、レウさん〉

緑色「！ナニ、きょーさん」

レウ「何？」

金豚〈ずっとコイツ引きずってんねん。
レウさんが無理した事も、どりみーが倒れた事も〉

レウ「え！？まだ引きずってんの！？」

緑色「ハ？俺ノハ、心ニ響カナカッタッテ事？
何？ラダオくん。BA Nスルヨ？」

らだ〈………(汗)〉

レウ「え〜…う〜ん………らっだぁ」

らだ〈何？レウさん〉

レウ「別に、お前が抱え込む必要はなくない？
俺らが勝手にやった事だし…らっだぁがその事で
悩む必要は無いと思うけど…」

金豚〈レウさん、甘いで〉

レウ「まぁ……でも、抱え込みすぎて後々
面倒臭い事になるとか…嫌じゃん？」

金豚〈いや、コイツは悩んだ方がええよ。
最近 調子乗りすぎや〉

緑色「デモ…コレ以上抱エ込ンダラ壊レルンジャ…」

金豚〈あ〜……じゃあ、俺らが1発殴るでどうや？〉

緑色「賛成」

らだ〈え"っ…〉

レウ「いや、流石に殴るのは駄目だろ！？」

らだ〈レウさん…(感動)〉

レウ「叩くぐらいにしようよ！？」

らだ〈レウさん…(引)〉

緑色「ン、ジャアコノ話終ワリ。バイバイ」

らだ〈え！？〉

毒 薬→←同じ？

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