01 ページ2
今日も長くて短い1日が始まる。騒がしい人形の声で目覚め、いそいそと朝の支度をする。朝食を人形と取り、カバンを手に取って学校へ向かった。
「メリル、あんたがそんなんだから友達が出来ないのよ?」
「うるさいよ、スターに関係ないでしょう」
“メリル”これが私の名前。“スター”これが私の騒がしい人形の名前。いつも朝、この台詞を言われ、この台詞で返す。いつも通りで少しおかしな私の日常の始まり。
学校に着き、私のクラス“1年C組”の扉を開ける。“おはよう”なんて挨拶、私にしてくれる人もいない。一人ぼっち。
「メリル、挨拶しようよ?」
「スターうるさい」
挨拶なんてしたくても出来ない、だからいつもスターに八つ当たりする。“うるさい”だって……。私はこうしていつもスターに甘えてる。どうせなら厳しく突き放せばいいのに。
これも甘え。スターに甘えている。弱い私だ。
魔法の授業や、普通の勉強。可もなく不可もない私の成績。これも私を苦しめる一つの原因。いじめられていない事も一つの原因だ。
生きる意味なんてない。私がここにいないことを気にする人もいないでしょう。
生きない意味なんてない。私に死んでほしいなんて思ってる人いないでしょう。
この世界が私を苦しめている。生きる意味も、生きない意味も与えずただただ、私を生かしている。
いっそ、死ぬ意味が合った方が楽だった。この苦しみから解放されていたのに。
1人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リンゴ - カルナさん» 作者「いっそ、全知全能の神だったらよかったのに…」 (2019年10月28日 19時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - カルナさん» オリフラはお好きに付けてください!一応二次創作ではないので! (2019年10月28日 19時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)
カルナ(プロフ) - あ、派生作品、オリフラ入りますか? (2019年10月28日 19時) (レス) id: 24b22716f3 (このIDを非表示/違反報告)
カルナ(プロフ) - リンゴさん» 違います、リアルが神です (2019年10月28日 19時) (レス) id: 24b22716f3 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ - カルナさん» …神はこんなに暗くないよ (2019年10月28日 18時) (レス) id: 3588ccbe80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ