スケベ柱が私の胸に文句をつけてくる。【 不死川実弥 】

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不死川実弥。私はコイツと所謂幼馴染だった。

毎日ずーっと一緒にいて、いつの間にかカッコよくて強い実弥に惚れていた。







いつかこの想いを伝えようとしていたけど、
自分のこんな貧相な身体じゃ振り向いて貰えないと思った私は、
身体を育成するという目標を立てた。



そして、それが見事に成功。

私のあんな貧相だった体は、女の子が憧れる素晴らしいスタイルへと進化した。
引っ込むとこは引っ込んで、出ている所は大きく出ている。


特に頑張ったのは胸。

男の人は大体大きな胸が好きって何処かで聞いたから、
実弥もこれできっと私の事を好きになる筈だ。





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なのに、そう思っていたのに。

変わった私を見て、実弥は眉間にシワを寄せてあり得ない一言を放った。






「おいA、なんだあその胸、みっともねえから前閉めろや」







……い、一番頑張った胸に、みっともねえ？？？？

全然期待していたのと違った。
もっと、顔が赤くなるとか、いい女になったとか、そういう反応をしてくれると思っていたのに。







それなのに、









アンタに惚れられたくて頑張った胸に文句をつけるな！！！









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