50.Shota ページ50
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“ワガママ”だとか、“気まぐれ”だとか
昔からよく言われ慣れてきた。
実際自分でもそう思うし
誠実さとか、そういう言葉とは
何となく自分には縁遠い気がしていた。
だけど、どうしてだろう。
Aを見ていると、自分とはあまりに違いすぎて
放って置けないとか、守ってやりたいとか、柄にもなく
いつしかそんなことを思うようになっていた。
だからだろうか。
目黒が知らない女と歩いてるのを見た時
何故だか、今まで味わったことのないような
腹の底から湧き上がる怒りのような感情が
自分を支配していくのを感じたんだ。
知らない女が目黒の横にいるのにも構わず
気づけば俺は、2人の目の前に立ちはだかっていた。
蓮「………なんすか、翔太君。」
俺を見て、一瞬驚いた表情をした後
目黒は、すぐにいつものポーカーフェイスに戻った。
翔「おまえ、何してんの？
Aは？知ってんの、このこと。」
蓮「翔太君に関係あります？」
冷静にそう返され、ぐっと詰まる。
確かに、その通りだ。
これは当事者同士の問題で、俺には全く関係無い。
翔「Aのこと、傷つけたら許さない。」
ほとんど反射的に口をついて出た
まるで正義のヒーローみたいな言葉にも
目黒は、顔色ひとつ変えなかった。
蓮「仕方ないでしょ。人の気持ちは変わるんです。
翔太君にだって、身に覚えあるでしょ。」
淡々とそう言われて
こいつ、まるで人が変わったみたいだなと思った。
………男は、気持ちが冷めたらとことん冷たくなる。
目黒が自分から離れていくと知ったら
Aは、どれ程傷つくだろうと思った。
翔「おまえ、本気で言ってんの？
Aのこと、もうどうでもいいのか？」
蓮「………そういうわけじゃないですよ。
ただ、もう恋人としてやっていくのは
難しいかなって思ってます。」
“蓮君がいるから、大丈夫”
今にも壊れそうなAを支えているのは
目黒の存在なはずなのに
どうして、よりによって今
そんな残酷なことが言えるのか
俺には理解出来なかった。
翔「せめて、あいつが精神的に安定するまで
待ってやれないの？」
俺のその言葉に、目黒の表情が
明らかに変わったのがわかった。
蓮「そんなに心配なら、あんたが傍にいてやれよ。
Aさんも、きっとそれを望んでるよ。」
泣いているAの姿が、目に浮かんだ。
あの日、あの時みたいに
大切な人に拒絶されて
膝を抱える子どものように。
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恋那(プロフ) - サラさん» リバイブ今でもほんと1番大好きでたまに読み返しては泣いてます（ ; ; ）笑サラさん紫耀くんのイメージだったのでしょっぴーびっくりしました！笑そう言っていただけて嬉しいです(>_<)これからも楽しみにしてます♡ (2021年11月14日 1時) (
レス) id: fc8046642d (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 恋那さん» れなちゃんがコメントくれたから、久しぶりに私も懐かしくなって昔の作品読み返したりしたよ笑。しょっぴー好きなんだね♡れなちゃんがコメントくれたから、また更新する気が湧いてきたよ(>_<)ありがとね (2021年11月10日 11時) (レス) @page46 id: a22bbce5cb (このIDを非表示/違反報告)
恋那(プロフ) - サラさん» あのれなです(＞＜)数年前から渡辺翔太くん推してて久々に占ツク開いたらサラさんが渡辺翔太のお話書いててひとりで嬉しくなりました(＞＜)未だによく読み返すくらいどの作品も大好きです☺︎♡ (2021年11月2日 2時) (レス) id: fc8046642d (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 恋那さん» れなちゃん、、？あのれなちゃんかな（ ; ; ）コメントありがとう！人違いだったらどうしようと怯えてます笑。ブリュレ読んでくれてるんだね、ありがとうー(＞＜) (2021年11月1日 23時) (レス) id: a22bbce5cb (このIDを非表示/違反報告)
恋那(プロフ) - こんにちわ☺︎覚えてないかもしれませんがお久しぶりです！！reviveからずっとサラさんの作品が大好きでコメントさせて頂きました。ストーリーもひとりひとりの言葉使いも繊細で見るたびに引き込まれます。これからも楽しみにしてます！☺︎ (2021年11月1日 16時) (レス) id: fc8046642d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2021年1月5日 19時
