目黒さんの家政婦です (ページ43)

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目「、、、誰か渡す相手いるの」

　『お、お友達です』

　、、嘘ではない、よね

目「男？」

　『内緒です』

目「ふーん」

　目黒さんはコーヒーを入れた

　マグカップとチョコを持ってキッチンから離れて

　テーブルに座る

　『このいっぱいのチョコ

　野菜室に入れますね』

目「あ、忘れてた

　さんきゅ

　好きなのあったら食べていいよ」

　『え、いいんですか』

目「そんないっぱい食えねえよ」

　『じゃあ、これいただきますね』

　一番おしゃれそうな箱を手に取る

目「どーぞ」

　ホットミルクを作って

　目黒さんの向かい側に座る

目「ミルク(笑)」

　『、、、なんですか

　どうせガキだなぁとか思ってるんでしょ』

目「あ、バレた？」

　『バレバレです』

目「怒んなって」

　『、、、別に怒ってません』

　子ども扱いされるのは慣れた

　『今日、SnowManのCD買ったんです』

目「俺のあるって言ったのに」

　『自分で買うことに意味があるんです！』

目「ちょっとわかる」

　『でしょ』

　納得したような顔で

　コーヒーをすする

目「そうだ明日予定ある？」

　『明日はお出掛けしてきます』

目「そっかそっか

　あ、チョコ渡す人か」

　『、、そうです』

目「うまくいくといいな」

　『だからお友達ですって』

目「はいはい」

　目黒さんは自分がついでだと思ってるみたいだけど

　私からしたら

　目黒さん優先だったんですよ