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『、、、食べさせてくれないんですか』
「なんでだよ」
弱ると甘えるタイプか
『、、、』
ずっとゼリーを見て固まっている
「、、、今日だけだからな」
ゼリーをすくって
口元に持って行くと
小さく口を開けて食べた
『おいしいです』
「全部食えよ」
それからもゆっくり食べさせたら
全部食べ切った
「あとは薬だな」
右手に錠剤を出してあげて
左手にコップを持たす
「飲まないと治んないから」
目をつむって薬を勢いで飲み込んだ
、、、よかった
薬まで飲ませろとか言われたらたまったもんじゃない
『私、ただの風邪ですか?』
からになったコップを見つめて聞いてくる
「疲労とストレスらしい」
『、、、』
思い当たるふしがあるのか黙り込んだ
「それについてはまた聞くから
今は寝てろ」
布団を肩までかけてやってから
部屋をでる
.
リビングに戻って
ソファに体を沈める
「はぁ、、、
胸のドキドキが止まらない、か、」
さっきあいつが言ってた言葉を思い出す
熱のせいで思い上がってるだけだろうし
本人もこの気持ちがなんなのか気づいていないだろうけど
もし本気なら
あいつの気持ちには応えられない
「あー
どうすっかな」
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作者名:あぼかど | 作成日時:2020年1月22日 18時