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目「ほら、水」


 『ありがとうございます』


 ゆっくりとダルイ体を起こして


 コップを受け取る


 『ふぅ』


 冷たい水が熱いのどを通って気持ちいい


目「病院行くから

  準備してくる

  上着きとけよ」


 言葉を発することさえもしんどくて


 首を縦に振った


目「ん」


 目黒さんは私の髪を少しクシャっとして


 部屋を出て行った


 、、、目黒さんがいつもより優しい


 言葉使い荒いしぶっきらぼうなとこあるけど


 なんやかんや優しいよね


 『、、、上着』


 髪もぼさぼさで


 顔もきっと浮腫んでいて


 すごいブサイクなんだろうけど


 今の私にはそんな気力はない


 さすがにこのままの恰好で外に出たら


 確実に凍えるから


 せめて上着だけはと決死の思いで


 ベットから降りる


 『これでいいや』


 ボアのもこもこのジャケットを着る


目「用意できたか」


 ドア越しに目黒さんの声が聞こえる


 『はい』


 部屋から出て


 目黒さんの前に立つ


目「、、、」


 じーっと私を見て何かを考えてるよう


 『?』


目「ちょっと待ってろ」


 目黒さんは自分の部屋に戻り


 マフラーを握ってすぐに出てきた


目「これ、巻いとけ」


 ぐるぐると私の首に巻き付けられる


 『んふふ、あったかいです

  ありがとうござます』


目「おし、病院行くぞ」


 『よろしくお願いします』


 やっぱり目黒さんは優しい


 


 

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作者名:あぼかど | 作成日時:2020年1月22日 18時

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