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りょうくんが連れてきてくれたお店は、おしゃれなイタリアンのお店だった。さすがすぎる。いくつか適当に料理を頼んでくれて、なにもかもがスマートでさすがイタリア人ですねって心の中で思った。
「で、何かあったの？」
「それはもう悲しいことがあってね」
「聞いてあげよう」
にこにこ顔のりょうくんに、今私に降り掛かっている災難をこれでもかってくらいお話した。
「でもそれおかしくない？通知が届かなかったのってAが悪いわけじゃないでしょ」
「そうなんだけど、向こうは出しましたの一点張りでもう心が折れちゃった」
「そっか。ま、そういうのあると嫌になるよね。いい機会だったんじゃない？」
「とにかく早く住むところ見つけなくちゃ」
「もし見つからなかったらどうするの？」
「最終手段は幼なじみの特権で、てっちゃんにお願いしてみようかなって思ってる」
「てつやの家？」
「うん。お部屋空いてそうだし」
「だめだめ絶対だめ。てつやの家だけはやめた方がいい」
「りょうくんどしたの？」
「てつやの家は、撮影とかあって騒がしいし、人の出入りも激しいし、汚いし臭いしやめた方がいいよ。あと単純にてつやがAのこと襲いそうだからだめ」
前半はなるほどって感じだけど、後半はないないって感じで、いくらてっちゃんが女の子好きでも幼なじみの赤ちゃんから知ってる女を襲ったりはしないでしょ。多分。いやでもりょうくんがここまで言うならある、のかもしれない。
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花(プロフ) - ななさん» 温かいお言葉ありがとうございます！拙い文章ではありますが、続けて書いていけるように頑張りたいと思います！ (2019年4月23日 23時) (
レス) id: 20c6cc5c87 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 初めまして！素敵な読み物ありがとうございます(*'▽'*)これからも作者さんのペースで投稿待ってます…！ (2019年4月22日 19時) (レス) id: 52db76b921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花 | 作成日時：2019年4月13日 20時
