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「ゆめまる?」

「A?」

「久しぶり!元気?わー!ゆめまるだ!」

「元気元気〜。てつや達から聞いたよ、戻ってきてたんだってね」

「うん。こないだは、ゆめまるに会えなくて残念だなぁって思ってたの」

「俺も〜。しばゆーも残念がってたよ」



ゆめまるは相変わらずゆめまるで、話してると和む。ていうか最近偶然の神様に愛されすぎじゃないですか?へへへ、会えて嬉しい。



「りょうくんのところにいるんだって?」

「そうなの。神様りょうくんのところに居候させてもらってる」

「話聞いたけど色々大変だったね」

「うん、でもそのおかげで今みんなとまた会えたからよかったと言えばよかったかも」

「そっか〜、居候ってことは少ししたら出ていくってこと?いい部屋が見つかるといいね」




あ、そっか。なんかわたし色々勘違いしてた。ゆめまるの言う通り、居候させてもらってるってことはそういうことだった。一緒にいるのが楽しすぎて忘れてました。もしかしたらりょうくんもこいつ早く次の家探さないかなって思ってたかもしれない。



「A?どうかした?」

「……大丈夫!ゆめまると話せてよかった〜また今度ゆっくり話そうね!」

「うん?」

「私このあと用事あるの思い出しちゃって!ごめんね、またね」

「そっかそっか。またね」





とりあえず逃げてしまった。だってなんか泣きそうだったんだもん。ごめんねゆめまる。


いやほんとなにやってるんだろう。



家探ししなくちゃ。りょうくんのやさしさに甘えすぎた。そっかそうだよね。いつまでも居候させてもらうわけにいかないもん。りょうくんが家にいなくてさみしいなんて思ってたけど、りょうくんのお家を出たらそれの何百倍もさみしいな。


とりあえず帰ろうと思って歩いていたら、りょうくんからライン。


"明日帰るから待っててね"



ずるいよ。りょうくんのばか。
なんて、ばかなのはわたしだけど。




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(プロフ) - ななさん» 温かいお言葉ありがとうございます!拙い文章ではありますが、続けて書いていけるように頑張りたいと思います! (2019年4月23日 23時) (レス) id: 20c6cc5c87 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 初めまして!素敵な読み物ありがとうございます(*'▽'*)これからも作者さんのペースで投稿待ってます…! (2019年4月22日 19時) (レス) id: 52db76b921 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月13日 20時

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