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撮影見学会。それはそれは楽しかったです!!!ほっぺが痛くなるくらい笑って、これがいつも見てる動画になるんだなって思ったら感動しちゃいました。この人たちやっぱりすごい。さすが。
さてそろそろ帰りますかって空気になった瞬間、私の背後霊が復活。抱きついて離れないてっちゃんお化け。
「てっちゃん、重いってば」
「だって離したらA帰るじゃん」
「明日仕事だもん。ごめんねてっちゃん」
「仕事じゃなくても帰るでしょ」
も〜Aちゃん困ってるよって虫さんが言ってくれたけど、てっちゃんは離れてくれない。それどころかどんどん腕の力が強くなっていって、あれあれこれもうほんと死んじゃうから!
「A」
「なに?てっちゃん」
「ちょっとだけ二人で話しよう」
わかったって頷いたら、てっちゃんは離れてくれた。ぎゅって腕を取られててっちゃんのお部屋へ連れていかれる。拗ね拗ねモード継続中のてっちゃんは、誰にも止められないみたいです。
「てっちゃん怒ってる?」
「怒ってるっていうか、別に怒ってはないけど、Aが困ってるのに俺に話してくれなかったのがショックっていうか」
「てっちゃん忙しそうだったから、なんか言えなくて」
「俺も全然連絡できなかったし、Aが悪いわけじゃないんだよ。でもやっぱり頼って欲しかったなって思うんですよ」
私の幼なじみ最高に優しい。なんか泣きそうになったりしてる私がいます。ほんとは、私も頼りたくて、話だけでも聞いてほしくて、でもてっちゃんは忙しいだろうなって思うと連絡できなくて。俺に気使うのやめてって言ってくれるてっちゃんが優しくて本格的に涙が出そう。
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花(プロフ) - ななさん» 温かいお言葉ありがとうございます!拙い文章ではありますが、続けて書いていけるように頑張りたいと思います! (2019年4月23日 23時) (レス) id: 20c6cc5c87 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 初めまして!素敵な読み物ありがとうございます(*'▽'*)これからも作者さんのペースで投稿待ってます…! (2019年4月22日 19時) (レス) id: 52db76b921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花 | 作成日時:2019年4月13日 20時