第15夜 ページ15
「あっ!貴方はあの時の!!」
「カァ!朝霧ノ前デナント無礼ナ!!頭ヲ下ゲロ糞ガキ!!」
「……俺の鎹鴉がすまない。口が悪いんだ。」
場所は移り刀鍛冶の里。
そこで、ばったりと朝霧と炭治郎の二人は会った。
「名乗り遅れた。朝霧涼雅だ。竈門炭治郎、とやらであっているか?」
「はい!」
朝霧に任務復許可が降りたのはほんの数日前だった。
しかし、彼の鎹鴉は伝令はないと彼に告げる。
「カァ!任務ハ無イノヨ!コノ病ミ上ガリ!暫クハ任務無イノヨ!心配シタノヨ!」
「……すまない。」
鎹鴉は朝霧に寄り添う。
そんな鎹鴉を朝霧が撫でてやると、鎹鴉は暫くして飛び立とうとした。
「どうした。」
「カァ!刀鍛冶ノ里ヘ向カウノヨ!!隠ガ迎エニ来ル!!刀鍛冶ガオ呼ビィ!」
どうやら朝霧の刀鍛冶が怪我をして刀を届けに来れない様だった。
そんなもの他人に頼めばいいことを、とも思うかもしれないが、刀鍛冶自身が俺の手で渡す、と譲らなかったらしいのだ。
そうして現在に至る。
「竈門は…」
「炭治郎でいいですよ!」
「……。炭治郎はどうしてここに?」
すると炭治郎は気まずそうな顔で、刀鍛冶__鋼鐵塚蛍__との一件を話した。
朝霧も流石にその内容に顔を引きつらせる。
「朝霧さんって意外に喋るんですね。なんというか、無口なイメージがありました。どちらかと言うと冨岡さんのような。」
「喋る時はしゃべ……」
「あーっ!!!炭治郎君と朝霧さんだ!!炭治郎くーん!!朝霧さーん!!」
そこに朝霧の言葉をさえぎり突如現れた者が一人。
恋柱の甘露寺蜜璃だ。
朝霧はやれやれと言うように溜息をつく。
刀鍛冶の里も騒がしくなりそうだと。
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天麩羅 - わわわ更新されてるぅぅううう!! (2020年3月15日 22時) (レス) id: eb9a0c61ed (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - わぁーーーぁああああ!面白いぃぃぃぃいいいい!更新頑張って下さいぃいい!! (2020年3月14日 22時) (レス) id: eb9a0c61ed (このIDを非表示/違反報告)
小坂谷 真夜(プロフ) - いおりさん» ありがとうございます。そのようなお言葉本当に嬉しい限りです。 (2020年2月1日 22時) (レス) id: 79a8fd2e1c (このIDを非表示/違反報告)
いおり - めっちゃどタイプの小説きたーーーっ、これからも期待して待ってます。更新頑張ってください (2020年1月12日 14時) (レス) id: bce55b4438 (このIDを非表示/違反報告)
小坂谷 真夜(プロフ) - mo4さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: 79a8fd2e1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小坂谷 真夜 | 作者ホームページ:@lotus_1022
作成日時:2019年9月9日 22時