第2夜 ページ2
「お早う皆。今日はとてもいい天気だね。空は青いのかな?」
産屋敷家当主______産屋敷耀哉。
彼が童女の手を借り、1歩前に進むと、柱は皆、頭を垂れた。
「御館様におかれましても御壮健でなによりです。益々の御多幸を切にお祈り申し上げます。」
「ありがとう、実弥。」
不死川が早々に謁見の口上を買う。
これは早い者勝ちな為、甘露寺の他にも出遅れた、と感じたものも居たようだった。
朝霧も出遅れた、と思いながら、そっと目を伏せる。
「恐れながら、柱合会議の前にこの竈門炭治郎なる鬼を連れた隊士について、ご説明頂きたく存じますがよろしいでしょうか?」
「そうだね、驚かせてしまってすまなかった。」
皆が御館様の出方を伺う。
疑いたくない。
信じたい。
あまりにもその思いが強い故に、次の御館様の一言に、皆に衝撃が走った。
「炭治郎と禰豆子のことは私が容認していた。そして、みんなにも認めて欲しいと思っている。」
御館様は皆の意見をまず聞きたいのか、そっと口を閉じた。
「嗚呼…例え御館様の願いであっても、私は承知しかねる…。」
岩柱_____悲鳴嶼行冥。
「俺も派手に反対する。鬼を連れた鬼殺隊員など認められない。」
音柱_____宇髄天元。
「私は全て御館様の望むままに従います…!!」
恋柱_____甘露寺蜜璃。
「僕はどちらでも。直ぐに忘れるので。」
霞柱_____時透無一郎。
「信用しない。信用しない。そもそも鬼は大嫌いだ。」
蛇柱_____伊黒小芭内。
「心より尊敬する御館様であるが、理解できないお考えだ!!全力で反対する!!」
炎柱_____煉獄杏寿郎。
「………どちらでも。俺は御館様の意向のままに従います。」
x柱_____朝霧涼雅。
「鬼を滅殺してこその鬼殺隊。竈門・冨岡の両名の処罰を願います。」
風柱_____不死川実弥。
胡蝶と冨岡が喋るつもりが無いのを把握すると、御館様は一息置いてから声を出した。
「手紙を。」
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天麩羅 - わわわ更新されてるぅぅううう!! (2020年3月15日 22時) (レス) id: eb9a0c61ed (このIDを非表示/違反報告)
天麩羅 - わぁーーーぁああああ!面白いぃぃぃぃいいいい!更新頑張って下さいぃいい!! (2020年3月14日 22時) (レス) id: eb9a0c61ed (このIDを非表示/違反報告)
小坂谷 真夜(プロフ) - いおりさん» ありがとうございます。そのようなお言葉本当に嬉しい限りです。 (2020年2月1日 22時) (レス) id: 79a8fd2e1c (このIDを非表示/違反報告)
いおり - めっちゃどタイプの小説きたーーーっ、これからも期待して待ってます。更新頑張ってください (2020年1月12日 14時) (レス) id: bce55b4438 (このIDを非表示/違反報告)
小坂谷 真夜(プロフ) - mo4さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: 79a8fd2e1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小坂谷 真夜 | 作者ホームページ:@lotus_1022
作成日時:2019年9月9日 22時