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FILE285:数日前のデジャブ ページ43

「これから警視庁に戻る所さ、どこか行くの?」


『あ、これから帰る所です』


「なら乗ってけよ、家まで送ってやるよ。萩がな」


『え!?でも仕事中じゃ…』


「平気平気!ほら、乗って乗って!」


『そ、そうですか?』



助手席から松田さんが一旦降りると助手席の座席を下げて後ろに乗り込んだ。



「ほら早く乗れ」


『あ、はい』



助手席に乗り込むと萩原さんに「家どこ?」と聞かれ『米花町の2丁目の21番地です』と答えた。



「あれ?そこって確か推理小説家の工藤さん家じゃなかったっけ」


『あ、そこに居候させて貰ってるんです』


「居候って…一人で?」


「は?あそこって高校生のボウズが住んでなかったか?」



あ、あ〜工藤くんのことだよね。そっか、そういえばこの二人沖矢さんの事知らなかったっけ。
なんか教えない方がいい様な気がする。



『い、今はその工藤くん居なくて私が住む代わりに家の管理を任されてるんです!』


うん、今は沖矢さんいないし、あながち間違ってない。


「へぇー、あんな広い家をねぇ」


「ふーん」



そうして色々話しているうちに家に着いた。



「はい到着ー!」


『本当にありがとうございました!』


「いえいえー!」


『松田さんもありがとうございました、わざわざ席代わってくれて…』


「…おう」


「じゃあAちゃんまた今度ね!」



萩原さんが運転席からこちらに向けてウインクして来た。
松田さんは助手席に座り直しシートベルトを締めていた。



「またな」


『はい、また』



車はエンジンを吹かし去って行った。
私は車が見えなくなるまで二人を見送った。






















それから数日後、公園で哀ちゃん含める少年探偵団のみんながコナンくんに会えない事に疑問をぶつけていた。


「もう長い間コナンに会ってねぇよな」


「家の事情って言ってましたけど…」


「いつ帰ってくるんだろう…」



少し離れた所に座っていると横に哀ちゃんが座って来た。
数日前のデジャブだ。



「教えない事ががあの子達の為なのかしら…」




『え?』

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もちもちアイスクリーム(プロフ) - え、めっちゃ最高でした!! (4月8日 12時) (レス) @page50 id: aa5605d5a8 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - karionさん» コメントありがとうございます(^。^)次回作は安室さんです!いろんな案が出過ぎているので悩み中…。割とキャラが病んでる描写が好きなのでキャラ崩壊ありかもです。 (5月11日 6時) (レス) id: bce4419484 (このIDを非表示/違反報告)
karion(プロフ) - 面白かったです!自分飽きるのが早いので最後まで読むことが少ないんですけど久しぶりに最後まで楽しく読む事が出来ました!次回作も楽しみです‼︎ (2023年4月30日 13時) (レス) @page49 id: d59aca9a13 (このIDを非表示/違反報告)
なみ太郎(プロフ) - えくれあさん» ありがとうございます!最終回の終わり方は一話の時から決めてたのでやっとって感じです!次回作も頑張ります! (2022年5月1日 12時) (レス) id: 9f82d8cbd4 (このIDを非表示/違反報告)
えくれあ(プロフ) - 最後の終わり方いいですね〜!完結お疲れ様でした!次回作も頑張ってください、応援してます!ワクワクです笑 (2022年5月1日 0時) (レス) @page50 id: 1e601cb38a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なみ太郎 | 作成日時:2022年3月14日 14時

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