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( 17 )同じ釜の飯なんとやら ページ4

四人で小さなローテーブルを囲みながら、鍋をつついた。


『んで、一緒に住むにあたって決まり事、みたいなの決めませんか?』

「決まり事?」

『はい。あくまでも私たちは他人ですし、お互いのことをそんなに知ってる訳でもない。それなら、一緒に住む上である程度はルールがあった方が暮らしやすいと思いませんか?』

「そうだな。君が家主だ。そちらからどうぞ?」


景光さんの言葉に頷いて、まずは、とルールを提示する。


『煙草は、吸うならベランダで。匂いが苦手なので。でも、未成年なので私からは入手できませんのでそこら辺よろしくでーす。あ、お酒もね。』


私のイメージでは、結構煙草も酒も好きそうだけど。煙草は吸うなとは言わんから外でよろしくね!


『あとは、勝手に出歩くのは構いませんけど、皆さん死んだ人ってことになってるのでそこらへん気をつけて。その際は施錠お願いしますね。あと、その際なんかあっても私の名前は出さないでください。』


安室さんなんかにバレたらどうなることやら。できるだけ厄介事は避けてこーぜ。
冷たい人間と思われても別にいーし!!



……あ、そういえばルールってわけじゃないけど。


『四万円。』

「え?」


突然の金額表示に萩原さんが目を剥く。ああ、違う違う。お金を要求してる訳じゃなくて。


『必要なものがあるでしょう?服とか……まあ、色々。生きていくのに必要なもの。それ、ネットで買っちゃってください。変装するために必要なものとかも。それで、三人で四万円。もっとポイポイ買い物させてあげられればいいんですけど、生憎お金があんまりなくて……』

「いや、でも、それは……」


景光さんが申し訳なさそうに目を伏せる。うーん、そりゃ日本人だし遠慮するかもだけどさ、うちにはパンツとTシャツぐらいしかないよ?それじゃあどうしようもないでしょ。


「……金は、返す。だから、貸してくれ。」


松田さんは一瞬迷ったような素振りを見せた後、スパンとこう答えた。うん、そのくらい潔い方が好きよ。


『あげるって言っても聞かないでしょうし、じゃあ返す見通しがいつかたったらってこで。』


まあ、そのころまでいるかもわかんないけど。
突然放り出すのは嫌だから、できるだけ三人とも早くこっちの時間に居場所を見つけてほしいけどね。

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むう(プロフ) - 続き楽しみです! (10月6日 23時) (レス) id: 0b84ecb32f (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 完結になっていますが、これで終わりなのでしょうか? (6月15日 15時) (レス) @page12 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 続き楽しみに待ってます! (2022年11月25日 19時) (レス) @page12 id: 48cafece7d (このIDを非表示/違反報告)
景璃(プロフ) - お、終わりですか!???!(´TωT`)可能であれば続き待ってます! (2022年3月15日 5時) (レス) @page12 id: 0eef4a91ab (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです。続きを楽しみにしてます。 (2021年12月8日 20時) (レス) @page12 id: 2e973fc2c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちチーズ | 作成日時:2019年3月25日 0時

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