25 ページ47
夢主side
「大丈夫か?」
『あ、はい』
肉体的には大丈夫よ。只ねちょっと、自分が少女マンガに出てきそうなヒロインになるとは思わなかった訳でありまして……
「乗りたい乗り物はあるか?」
『か、観覧車』
「並ぶか……」
『うん』
言ってしまった。観覧車に乗って、頂上でキスしたいなんて、言える訳がないけれども
…………観覧車
「……」
『……』
顔、綺麗だよなー整ってるっというか下手したらハリウッド狙えるレベル。脚は長いしスタイル良いし……さっきのお姉さんなんか絶対見惚れてた
沖矢さんがこれなんだから、赤井さんだったら、どうなってんだろ?
そー言えば、組織の人間にはちょっと気味悪がられたっけ?「ストーカー」だっけ?
あ、でも一回スタバァ行ったときにカップにラインのID書いて貰ってたな
チュッ
『!!!!!』
目の前には、長い睫毛。冷静になると自分がキスされてるなんて分かった。
『……ん、ふぅ』
舌で歯茎をなぞられるとゾワゾワってなってしまう。
……苦しい。
『ハァ…』
「観覧車の頂上でキスするのは定番なんだろう?」
『へぁ?』
「違ったか?」
『……はい』
あー今すぐ転げ回りたい。なんかいい出せなくて恥ずかしがった私がバカみたいじゃん!
ーーーーこのあと、家に帰ってイイコトやった。
……ずっと赤井さんと居れれば良いのに……
この思いはすぐ消される。ことに気付いた
125人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カラスキ | 作成日時:2018年4月17日 23時