【JN】恋人つなぎ（男主） (ページ43)

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ずっとこの感情を伝えるべきか悩んでいた

傷つけるかもしれない

もしかしたら呆れられるかも

そうやって目を背けてきたけど

どのみち傷つけるだけだ

揺れる眼で見つめるジナを見ていたら

何かが吹っ切れた

『あ、あのな…その…
ジナは先輩ともこういうことしたんだよな？』

JN「したけど…
Aも見たんでしょ？」

『うん…』

JN「僕に触られるのは気持ち悪いって言いたいの？」

『そうじゃなくて、』

JN「じゃあ、何？」

『だからっ
…その逆だから困ってんだよ…』

ジナに触れられて

気持ち悪いなんて感じたことは１度もなかった

それどころか

触れた熱が全身を駆け巡り

身体だけじゃなく脳まで支配されて

女みたいな声まで出る始末

男としてのプライドなんて

もうとっくの昔に無くなった

『気持ち悪いどころかもっと触ってほしいって思うんだよ…』

恥ずかしさでどうにかなりそうなのに

俺の心は貪欲にジナを求めていた

そのことを正直に伝えたのに

ジナから何の反応も返ってこない

やっぱり言うんじゃなかった…

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