【JN】恋人つなぎ（男主） (ページ36)

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『やっぱ、勝手に入るのはまずいよなぁ』

来てはみたものの

正門の前で一人悩んでいた

『授業中だし、』

JM「あれ、Aヒョン？」

その声に振り向くと見知った顔が立っていた

JM「やっぱり！どうしたんですか？」

制服に身を包んだジミナは

俺の顔を見るなり笑顔で近づいてきた

『今頃登校か？』

JM「ヒョンこそ、サボリですか？」

『まぁ、そんなとこだよ
あ、ちょうどいいや、あいつと連絡取れる？』

JM「あいつって？」

『そっちの副将』

JM「シウヒョン？」

ジミナは中等部の3年で

俺と同じテコンドー部の所属

来年には高等部でのレギュラーも確定していて

何度か試合をしたことがあったから

実力はよく知ってる

このヒヨコみたいな見た目も

試合が始まった途端、ガラッと変わる

JM「カトクで聞いてみますよ」

『悪いな』

JM「いえ、、あ、今自習らしいです
呼びますか？」

『ああ』

スマホを操作し

やり取りしている様子を眺める

JM「道場の方に居ろ、だそうです」

『ありがと
悪いな、引き止めて』

JM「いえ、それはいいんですけど…
ヒョン、場所わかるんですか？」

練習試合で来たことはあるけど

詳しい場所は覚えてないな

そんな考えが顔に出ていたのか

ジミナはケラケラと笑い出した

JM「どのみち遅刻なんで付き合いますよ」

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