検索窓
今日:36 hit、昨日:37 hit、合計:26,924 hit

19 JN side ページ19









『じゃあ、今までの彼女も
先輩と同じ理由で付き合ったのか?』


「…最低?
でも、他にどうしたらいいかわからなかった…」


『そっか…
彼女ができたっていうのに様子おかしかったもんな…」







気づいてたんだ…





耳にはAの声だけが響く







『今年の最初さ、俺、窓際の席だっただろ?
窓際って外の景色がよく見えるんだよ』







何の脈絡もない話に


Aの言おうとしてることがわからない



聞き返そうと口を開いたけど

それを遮るようにAが続けた







『…特に屋上
ジナがたまに授業サボって女の子とヤってたのも…』







頭の中が真っ白になった


身体を今まで経験したことのない震えが襲う



授業をサボって行為の場所に選んでいたのは

屋上がほとんど


授業中で普段は立ち入り禁止の屋上なら

誰にも見られることはないと思ってた



よりによってAに見られていたなんて…







『なんでジナがそんなことするのか理解できなかったけど
なんとなく分かった気がする

…俺がジナを苦しめてたんだな』







Aが目の前に姿を現し

ベッドの上に座った



俯き

自分の膝で顔を隠す




次に告げられるであろう別れを覚悟して

目を瞑った







20 JN side→←18 JN side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
168人がお気に入り
設定タグ:BTS , ソクジン , JIN
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:HEKi | 作成日時:2023年5月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。