【黒バス×進撃×うたプリ×Drrr】変人で天才な少女達のお話。＜１＞ (ページ35)

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小さな刃⑬ ページ35

ジャ「オイ・・・・・・何を助けるって？

巨人が雄叫びを上げたあと、力がつきたかのように地面に倒れた

ラ「さすがに力尽きたみてぇだな」

ジャ「もういいだろ・・・？ずらかるぞ！

あんな化け物が味方なわけねぇ

巨人は巨人なんだ」

しかし、ジャンの言葉を無視するかのように彼の周囲にいたみなはただ、そこにいた巨人を見つめていた

ジャ「・・・・・・・？・・・オイ・・・・？」

巨人から放出される真っ白な蒸気からかすかに見える何か

それは、巨人のうなじから何かが、いや、誰かが浮かび上がってきていたからであった

すぐさまその姿をとらえたミカサは地面に降り、蒸気に囲まれた巨人の死体に駆け寄る

出てきた者をしっかりと、存在をたしかめるかのように抱きしめると困惑した表情で左の胸元に耳を当てる

トクントクン

と力強い心臓と音がミカサの耳に入る

愛する人を抱きかかえたまま建物に近寄り、皆がいる屋根に飛び乗る