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席に着き、ゆうまが買ってきたお菓子を一つ口に入れる。
「……！」
前に食べたソフトクリームと同じくらい、食べやすい味だ。
一口で食べられる大きさなのも、食べやすいと思う理由の一つかも知れない。
「う〜ん、これはまさに弾む美味しさ、ぴょんぴょんぴょんだね」
「はい。……えっ？ 今、なんと……」
「Aもそう思うだろう？」
「ぴょんぴょんぴょんっていうのはよく分からないけど、食べやすい」
「買った甲斐があるよ」
スポンサーのCMが流れた。
ということは、そろそろ試合が始まるという事だ。
「……！」
試合開始のホイッスルが鳴り響く。
ボールは雷門からのようだ。
雷門は初めから攻めに出たみたいだ。
「「「”北極グマ2号”！」」」
3人による必殺シュートが白恋中へと向かって行く。
その時、白恋のゴールとボールの間に誰かが割り込んできた。
「”必殺クマゴロシ 縛”！」
オレンジ色の髪の人……実況によると、あの人は『吹雪アツヤ』という『熊殺しのアツヤ』の異名を持つ選手らしい。
シュートを止めた吹雪アツヤはそのままボールをキープ。奪おうとする雷門の選手と突き飛ばしながら進んでいく。
雷門を退いた後、吹雪アツヤがパスを出した。
その相手は銀色の髪を持つ選手だ。
こちらも実況によると、この白恋中のキャプテンで司令塔の『吹雪士郎』という『雪原のプリンス』の異名を持つ選手のようだ。
「くらえ！ ”必殺クマゴロシ 斬”！」
吹雪アツヤの必殺シュートが雷門のゴールへ向かって行く。
……自分が今まで見てきた中、雷門のGKに抱く印象は＿＿＿
「”ウズマキ・ザ・ハンド”！ ……きゃああああッ！！」
セーブ率が高くない、という事だ。
今回の試合も、相手のシュートを止められずにゴールを許している。
0-1
雷門は白恋に先取点を与えてしまった訳だ。
……もし王帝月ノ宮が決勝戦で雷門と戦う事になった場合、勝利はこちらにありそうだ。
そもそもDFあたりも上手く機能していないように見える。
「……本当に勝てるの？」
そう口に出た独り言は、氷浦を見つめながら出てきた。
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恵野(プロフ) - 青碧さん» コメントありがとうございます。惹かれるなんて嬉しい言葉、ありがとうございます…！ 実は書きながら履修している状態だったりします汗 ちょいちょいオリジナル展開を挟ませていただいているので、履修する際はお気を付けください…！ (2022年5月17日 21時) (
レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
青碧(プロフ) - 初めまして、青碧と申します。文章の書き方に惹かれて気づいたらここまで読んでおりました…そのくらい惹き込まれる展開でございました！アレスは未履修ですが楽しく読ませていただいております！これからも応援しております！ (2022年5月17日 21時) (レス) id: d3cfc8958d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2021年11月7日 15時
