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「ねぇふっか」
「ん？」
隣でスマホアプリをしていた佐久間が急に俺を呼ぶ。
視線をそちらにやると、ニヤリと笑う佐久間と目が合う。
「うぜぇ」
「まだ何も言ってないじゃん！」
ゲラゲラと笑う佐久間は今日もうるさい。
「……でもさ、今日のお前も結構顔うぜぇよ」
「は？ どういう事」
「超良いことあったーって顔してんの」
マジかと、俺は手で口元を覆った。
「まぁまぁ、皆幸せそうで何よりだねぇ。俺の最近よく遊ぶフレンドさんも最近幸せそうだし」
「ふぅーん」
佐久間はオンラインゲームにかなりハマっているらしく、最近フレンドの話をよくするなとぼんやり思った。
Aの家に帰るっていう状況に違和感があるものの、インターホンを押すとAが笑顔で出迎えてくれた。
「お帰りなさい」
「ただいま」
(なんか新婚みたい……)
好きな人が出迎えてくれるという状況に、思わず胸が暖かくなる。
そんな中、佐久間に顔に出ていると言われたことをふと思い出し、顔の神経に意識を集中させた。
リビングに向かうと、テレビはオンラインゲームの画面が映し出されていた。
「あ、やってたんだ」
「うん、本当は昨日の夜の遅れを取り戻そうと思ってたんだけど、何となく今日はゆるーくプレイしたい気分でさ」
確かに、今日はちょんまげに結んでないなとAの前髪を見る。
「仲のいいフレンドさんも今日ログインしてないしねー」
そう言うと、Aはゲームの電源を切った。
夜ご飯を食べた私達は、のんびりくつろぎながらテレビを見ていた。
始まったバラエティ番組のオープニングで、向井くんが映る。
「ねぇ、もしかしてこの前辰哉くんの家に来てた人って向井くん？」
まだ私が辰哉くんがSnowManだと認知してない時、エレベーターの前で向井康二ですと挨拶してくれた男性を思い出す。
「そうそう、康二」
「そっかー……へへっ」
辰哉くんが当たり前にテレビに映っている人の話をしているのが、一般人からしたら不思議すぎて面白い。
「……ホント、康二好きだねー」
「そういうわけじゃないけど……」
決して向井くん激推しではないけど、彼は本当によくテレビで見るから印象的なだけで。
何を思ったのか辰哉くんは突然テレビを切って私に近づく。
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小袖(プロフ) - 爆きゅんしました( ; ; )♡ (2023年1月18日 18時) (
レス) @page37 id: 086580d8cf (このIDを非表示/違反報告)
六花(プロフ) - センさん» 応援ありがとうございます！マイペースになりますが更新楽しみにしていただけたらと思います！ (2022年12月17日 11時) (レス) id: 8a1fff5847 (このIDを非表示/違反報告)
セン(プロフ) - このお話めちゃくちゃ大好きです！これからもひっそりと応援しています。更新お疲れ様です。 (2022年12月16日 23時) (レス) @page37 id: 4a7d47f0c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：六花 | 作成日時：2022年11月23日 19時
