宮玉の交換日記

07 玉 ページ7

甘える、甘える、甘える
シュガー、シュガー、シュガー
素直、素直、素直
サンド、サンド、サンド



あっ！サンドは砂か！おが抜けてた……



って、ふわふわしている場合じゃない
夜まで、俺には時間がない。
とりあえず身近にいるメンバーを観察〜〜




おっ、早速ニカがミツのところに行った。
よしっニカ甘えろ〜〜
俺にお手本を見せてくれ。



「ミ〜〜ツ。今日の夜、一緒にご飯食べに行こう。」



名前を伸ばして読んで甘えた感じから




「えぇぇぇ〜〜お前のは、一緒にじゃなくてタカリだろ！割り勘なら行ってもいいぞ。」




「いいじゃん〜〜行こうよ〜〜。美味しいお肉食べに行こうよ〜ねぇ〜ねぇ〜ミツ〜〜。」




ミツの腕をブンブン揺らして




「しょうがねーな。次は、割り勘だぞ！」




「イェーい。ミツ大好き〜〜。」




ミツをギュとしている。




「わかった、わかったから離れろ。」




何て言いながらも嬉しそうなミツ
華麗な甘えの一連の流れ。




スゲーな。




ポイントは、
まず呼ぶ時には名前の呼び方を伸ばす！
宮田だから
みや〜〜た？み〜〜やた？
う〜〜ん、なんか違う……。
ここは、宮田でいいか。




次に、否定をされたら
いいじゃん〜〜って言いながら
腕をブンブンする！
否定？
まずとしくんは、俺を否定しない……
いいじゃん〜〜は、カット。




最後にOKしてくれたら
大好き〜〜からのギュっ。
う〜〜ん、
としくんは絶対にOKしてくれるからな……
大好き〜〜からのギュっもカット。




となると……残ったのは……




およよ、何にもなし……じゃん。
ダメだ！
ニカじゃ参考にならない〜〜




「ガヤさん〜〜、これっカッコいい〜」




次は、ガッちゃんが動き出した。
ガヤに甘えて、俺を助けて〜〜




「だろ？」




「うんっ、スゲーカッコいい。」




上目づかいで頷いてる。
ここが甘えポイントか？



「もしかして、それ欲しいの？」



それを手に持って、
欲しそうな顔をして眺めながら




「欲しい〜〜スゲー欲しい。だって、カッコいいんだもん。」




キラキラした目で、ガヤを見つめている。




「しょうがねーな、気に入ってるんだけれど健永にやる。」




「もう〜〜だから、ガヤさん大好き〜。」




ガッちゃんまで
最も簡単にガヤをギュとしている。




「うん落ち着いて健永。とりあえず、離れようか。」




まずは、としくんの持ち物で欲しい物
が…………ない……。




ガぁ〜ん、これも使えない…。

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