宮玉の交換日記

13 宮 ページ33

よお〜〜し
本日も張り切って
転がすぞ〜〜！




そう、心の中で盛大に叫び気合いを入れてから
ドアを開くと





朝にめっぽう弱いはずのタマが
本日も既に来ている
どーした？どーした？
起きる時間でも間違えたか？





現場じゃないから、マネージャーのお迎えとか
無いはずなんだけどな……





でも、朝は、テンションが低いであろうタマ
少しでも盛り上がってもらう為に
何時ものように転がしプランをしっかりと立てて
準備万端の素振りは一切見せずに
何も考えていないような軽い感じの
とぼけた無駄にテンションのたかい挨拶をする。




カチャっ





「おっはよう〜今日も朝からやる気満々の宮田が到着しました〜。タマ〜おっはよう！あれ？どうした？朝からご機嫌斜め？じゃなくて……随分とご機嫌だね〜」





何だ何だ？




大体朝は、不機嫌でブースカ言っているか
まだ半分寝ている状態で身体と頭を
グワングワンさせながら揺れているのが
通常パターンなのに





明らかに俺が来るのを待っていました！と
待ち構えていて
王子な笑顔で迎い入れる朝からご機嫌なタマ。




これは、珍しい〜
レア中のレアなケースで
俺も戸惑うレベルの機嫌の良さ！




そんな、ココ最近で一番のご機嫌ぷりをみせている
ちゃんタマ
出迎えの時だけでなく
そこに座っている態度も
ご機嫌そのもので少し怖いくらい。




何時もならグニャグニャしながらテーブルに
寄りかかっているのに
背筋を伸ばし前のめり気味
俺が荷物を置き席に着くのを待っている様で
早く座れ！だの遅せーよ！なんて
催促も急かせる事もなくニコニコしながら
ただ待っているだけってのも機嫌が良い事を
物語っている要因の一つ。




でも、根っからのM体質の本能としては、
ここは朝一からツンツンした態度と言葉で
攻められる方が希望！
しないのなら、させるように仕向けたいくらい！




なんだけれども……





このいつになくレア過ぎる態度にも
かなり興味をそそられる
うむ〜〜悩ましいところだけど
ここは、何が起きるのかを見たい気持ちの方が勝り
様子を伺ってみようと判断をした。




さて、さて、
どんな事が俺を待っているんんだ？





ちょっと、
この流れに乗っかってみますか！




いつみたいに余計な発言をすることもなく
一切の無駄な動きを省き
荷物を置いて直にテーブルについた。





すると……

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