03 宮 ページ23
各ユニットが
発表されてから
数日後の今日、
第1回目の相談する場が設けられた。
既に構想を充分に練り込み頭の中では、
曲と歌詞以外は、
かなり形が出来上がっているのにも関わらず
何も考えていないような軽い感じと
何時もと変わらない雰囲気を纏い
打合せルームの扉を開け
先に到着しているタマに向かって
とぼけた挨拶をする。
カチャっ
「おっはよう〜今日も朝からやる気満々の宮田が到着しましたよ〜。タマ〜おっはよう!あれ?どうした?朝からご機嫌斜め?」
「……はよっ。朝だから眠いだけ。ってお前くらいだろ!カメラも回ってねーのに朝からそんなハイテンションなのはっ。でっ、何かユニットの考えて来た?」
ワシャワシャ、ワシャワシャ
あぁ〜〜
わぁ〜〜
おぉ〜〜
朝だから、髪をガシガシしながら
意味の分からない雄叫びをあげている。
きっと、これを初めて見る人からしたら
驚くようなタマの姿だろうけれど
これは、通常運転で
極ありふれた朝の楽屋内でよく見かける光景。
だから、見慣れた俺としては
おっ!今日も良い雄叫びをあげていて
絶好調だな、タマ!
となるわけなんだな〜。
そして、ユニットの構成
考えて考えまくって完璧な形で頭の中に
しっかりと形になっているにも関わらず
ここでは言わない。
「う〜〜ん。特には、ないかな?タマは?何か考えて来た?」
「わからんぷう〜。」
「出たっ、ほらっ、言わないとか言ってたけれど、シッカリ言ってるからね!わからんぷう〜って。」
「……言ってない!」
「いやいや、確実に言ってますよ〜この目と耳でシッカリと確認済み!でっ、どうしようか?タマ、何かないの?」
正直、わからんぷうを突っ込むのとか
どうでもいいんだけれども
これで、俺からタマへの質問する形に
切り替える事が出来て
好き勝手に自由な発言をしているようで
実は、言わせるように誘導する為の
裏主導権を握りました〜〜
「そうだな〜。驚くような事がしたい!」
「かなり、ザックリだな〜。じゃぁさっ、それは、曲でそれともパフォーマンスで驚かせるの?」
「出来れば両方だろ!ファンやメンバーの度肝を抜きたい!」
あれれ?これなら、誘導するまでもなく
ドンピシャなパターンんじゃない?よよよ!
でもな、相手は、天の邪鬼王子!
どこで意見を覆すか……分からない。
やはり、
ゆっくり慎重かつ確実に誘導するとしますか。
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めぁりぃ(プロフ) - さ−ちゃんさん» 最後までお付き合いありがとうございます^ ^宮玉、また機会があったら書きたいと思ってます〜〜 (2017年2月21日 14時) (レス) id: c80902c21c (このIDを非表示/違反報告)
めぁりぃ(プロフ) - たまちゃんさん» ようやく終わりました!ニヤニヤしていただけたら嬉しいです(^。^) (2017年2月21日 14時) (レス) id: c80902c21c (このIDを非表示/違反報告)
さ−ちゃん(プロフ) - めぁりぃさーん。完結、なんか寂しいです。この、宮っち好きだったから!また宮玉、機会があったら、書いてくださいね!待ってます! (2017年2月9日 18時) (レス) id: da68c98ef7 (このIDを非表示/違反報告)
たまちゃん(プロフ) - 終わっちゃったね〜。あの告白シ〜ンは40代にはニマニマだよね〜。 (2017年2月9日 17時) (レス) id: 6b828e5d7b (このIDを非表示/違反報告)
めぁりぃ(プロフ) - たまちゃんさん» 遅くなりました!俊哉くん、頑張りましたよ〜〜^_^ (2017年2月9日 15時) (レス) id: c80902c21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めぁりぃ | 作成日時:2015年8月25日 0時