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夏目の記憶 後編2 ページ4

夏目視点(過去編4)

「夏目お兄さんっ、僕、もう行かなきゃ。」

彼はそう言いのこすと
この場を足早に去っていく。

何かの見間違いだったのだろうか?
そう思っていた。

「あの目…」
ニャンコ先生がぽつりと呟いた。

どうやら彼の目が見えたのは
俺だけではなかったらしい。

「先生も、見えたのか?」

「夏目…あれは山神の目だ。」

「山神?」

「とは言っても既に落ちぶれ、
今はもう堕ち神となっている筈だが…」

「どういう事だ?先生?」

彼は少し考え込むような顔をすると、
ふんっと知らん顔をする。

「私もそいつの事はそこまで知らん!
ヒノエにでも聞けっ!」

ポテッと可笑しな効果音を立てて
ニャンコ先生は俺の肩から降りると、
もうこの場所には用はないとばかりに歩き始めた。

「無責任すぎるだろ…先生…」

山神様の目 前編→←夏目の記憶 後編



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おぼろん(プロフ) - 豆腐の角さん» コメントありがとうございます!全然気にしないでくださいね。皆さんに見てもらえるだけでも嬉しいので!これからも頑張ります! (2020年11月7日 6時) (レス) id: a49c31890f (このIDを非表示/違反報告)
豆腐の角(プロフ) - 二章目おめでとうございます!初めの一票取れませんでした………。これからも頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年11月6日 22時) (レス) id: d448052499 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おぼろん | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2020年11月5日 22時

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