Honey you're my everythingーHokuto.Mー (ページ37)

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side＿A

今日は母のお店のお手伝いの日。

配達先はドラマの現場らしい。

何のドラマかな？

着いた先で見せてもらった資料に北斗くんの名前を見つけた。

北斗くんとはうちに来た日以来、二週間くらい会ってない。

またすぐに会えると思っていつ連絡がくるかなって少し期待したりもしてたけど、ドラマ決まってたなんて…それは忙しいはずだ。

遠目に北斗くんを見つけて何て話しかけようか考えてたら、美愛が先に北斗くんの元へ走って行っちゃって。

美愛を抱っこした北斗くんが周りを見渡してて、私を探してるのかな？なんて思ったり。

声を掛けたら何だか嬉しそうにも見えて本当に自意識過剰なんだけど

北斗「会いたいなとは思ってたんだけど、なかなか連絡できなかったから今会えて嬉しいよ」

という北斗くんに

A「私も北斗くんに会えて嬉しいなって…」

素直に伝えてしまった。

すると＂今日お家行ってもいい？＂と。

嬉しいんだけど、私も明日またここに来るからと思って北斗くんのスケジュールをチラッと見せてもらったら、入り時間が早かったから休ませてあげたいなって思って。

いつでも来ていいなんて言ったけど、ここは断った方がいいよね？とか色々考えてるうちに北斗くんも何やら考え事をしてたみたいで。

北斗「えー…っと…あの…お、俺んちに泊まりませんか……？」

まさか突然そんなお誘いされるなんて思ってもみなくて何も返せなかった。

だってただ遊びに行くだけじゃないんだよ？

泊まりって…。

黙り込んでしまった私に＂今の忘れて＂なんて…

無理に決まってるよ。

気になる存在になってるんだから。

気付けば北斗くんの腕を掴んで

A「あのっ…北斗くんが平気なら…お家、お邪魔してもいい…かな？」

本当に衝動的だけどそう言ってしまった。

北斗「はっ…？！えっ、と、泊まるってこと？！」

自分から誘っておいてそれはないよ(笑)。

そんなこんなでお泊まりが決まった。

＂一緒に帰ろ＂と言われて幸せを感じた。