Honey you're my everythingーHokuto.Mー (ページ35)

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side＿北斗

ジェシー「昨日どうだったの？」

北斗「それがさ」

翌日の現場で報告会。

ジェシー「めっちゃ進んでんじゃん」

北斗「頑張ったのよ」

ジェシー「あと一歩なのにね～」

北斗「それはまだかな」

ジェシー「聞く感じだと大丈夫そうだけど」

北斗「まぁここは焦らず、ね」

なんて言ってる間に他にいい人現れないよね…？

昨日はもちろんそれ以上のことはなく、また会う約束をしてさよならした。

これからはいつでも会えるようになったし、何なら今日でもいいってことでしょ？

俺がいてAちゃんがストレス感じないなら、家事とか全部やるし、そばに置いて欲しい…。

ここまで思うくらいAちゃんのことが好きになってる。

結局、やっぱり昨日の今日でまた家にお邪魔するのはガツガツしすぎかなってやめた。

次の日もその次の日もまだ早い、まだ早いって連絡できずに時間が過ぎた。

そんなある日、ドラマの撮影が始まって。

現場に花がある…

そして今日は土曜日…

もしかして…。

美愛「ほくとーっ！」

北斗「美愛ちゃん！」

やっぱりいた。

久しぶりの再会に飛びついてきた美愛ちゃんが可愛くて思わず抱き上げた。

A「北斗くん、お疲れ様」

北斗「Aちゃん！お疲れ様！今日ここだったんだね」

A「そうなの。ここが北斗くんのドラマの現場だっていうのはさっき知ったんだけどね(笑)」

北斗「そっか(笑)。いやさ、会いたいなとは思ってたんだけど、なかなか連絡できなかったから今会えて嬉しいよ」

A「ドラマ決まってたとは知らなくて、私もいつでも家に来ていいよなんて言っちゃったから…忙しいのに気遣わせちゃったね。ごめんね？」

北斗「いやそれはないよ！」

A「それならいいんだけどね…その…」

北斗「どした？」

A「私も北斗くんに会えて嬉しいなって…」

ちょっと聞きました？全国の皆さん。

好きな子から＂会えて嬉しい＂なんて言われたら誰でも勘違いするよね？

Aちゃんは本当にずるい。