Honey you're my everythingーHokuto.Mー (ページ26)

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考えてても仕方ない。

行動に移すのみ。

その前にもっと距離を詰めなきゃだ。

夜、いつもの時間にメッセージを送る。

＂明日Aさんちに行っていいですか？＂

と。

＂大丈夫です。来られる前に連絡下さい＂

今日そんな話したばっかで早速？って軽く思われてるかな…と少し不安になったけど、意外とすぐ返信がきて。

待っててくれたんじゃないかって勘違いしたり。

北斗「おはようございまーす！」

樹「北斗テンション高くね？(笑)」

朝からテンション高めな俺。

言いふらしたい気持ちでいっぱいだけど、ここは堪えて。

髙地「例のカフェ行くけど行く人ー」

樹「行くに決まってんだろ！」

大我「俺もー！」

慎太郎「北斗とジェシーは？」

ジェシー「行ったからってAちゃんと会えるとは限らないよ？」

北斗「昨日はたまたまお弁当用意できなくて行ったって言ってたし」

樹「それでも俺は行くね」

慎太郎「ちょうどお昼じゃん！早く行こーぜ！」

俺とジェシー以外がバタバタと出て行く。

今日の現場はAさんの職場と近いっちゃ近いけどさ。

俺は今夜会えるし～って余裕なわけ。

そりゃ今会えるなら会いたいけど。

樹「やっばい、Aちゃんいたよ」

北斗「嘘っ？！」

髙地「今日もお弁当作れなかったんだって」

慎太郎「俺らがご馳走して参りました！」

大我「可愛かったな～Aちゃん」

何だよ…俺も行けば良かった…。

ただ気になったのは今日もお弁当が作れなかったってとこ。

北斗「Aさん疲れてんのかな」

ジェシー「毎日仕事に家事に育児だからね。世の中のお父さんお母さんは大変なのよ」

北斗「実は今夜さ、Aさんちに行くんだけど…」

ジェシーにだけこっそり教えた。

北斗「やめといた方がいいかな？」

ジェシー「バカ。そこはお前が話聞いてやるんだよ。それに対して何も言えなかったとしても、誰かに頼れば少しは楽になったりすんだろ」

北斗「そう…だよな」

ジェシー「そこでお前はAちゃんのためにどうしてあげたいか言うんだよ」

Aさんのためにどうしてあげたいか…。

そんなの、Aさんを支えたいし守りたいってずっと思ってる。