Honey you're my everythingーHokuto.Mー (ページ16)

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A「すみません…私まではしゃいじゃって…」

北斗「全然。俺は動物より二人を見てる方が面白いです(笑)」

A「お恥ずかしい…。こういうところに遊びに来るの久しぶりなんです」

北斗「そっか。それは誘って良かった」

Aさんたちが喜んでくれるならどこへだって連れてっちゃうよ。

美愛「パパみてこれー！」

北斗「わ、いいじゃん。貸して？」

美愛ちゃんがパパって呼んでくれるのが嬉しい。

そしてお土産屋さんで大好きなキリンのぬいぐるみを見つけてギュッとしてるのが可愛い。

迷わずレジに持って行く。

A「ちょっ…松村さん？！」

北斗「え？」

A「それは私が…」

北斗「だから今日はそういうのナシですよ？俺パパだし」

A「ありがとうございます…」

支払いをして美愛ちゃんにぬいぐるみを渡すとまたギュッとする。

たまらなく可愛くて写真を撮らせてもらった。

お昼ももちろん俺が支払いをしてちょっと休憩。

美愛ちゃんは目の前の広場で走り回ってる。

A「何だか今日は色々ごめんなさい」

北斗「Aさん、次それ言ったら罰金です」

A「はい…むしろ取って下さい…」

北斗「ふはっ(笑) でもほんと俺には気遣わないで下さい」

A「頑張ります…」

楽しませるつもりがシュンとさせてしまった。

ここで勇気を出して、一人分のスペースを空けて座ってるAさんとの距離を詰めた。

不思議そうなAさん。

何なら一瞬ちょっとだけ体を反対側に反ったよね？(笑)

北斗「あの。俺、今日一日パパでしょ？俺とAさんは一日夫婦ってことでしょ？」

A「え…まぁ…そうなのかな？」

北斗「そうなの。だからAさんもパパって呼んでくれません？ほんとは名前で呼んでほしいけど、それじゃ美愛ちゃんにパパって呼んでもらってる意味ないんで」

A「わかりました」

北斗「じゃあ俺は…A…って呼んでいいですか？」

A「あ、はい…。＂さん＂付けは変ですもんね」

松村、呼び捨てOKいただきました。