maybe, i love… (ページ40)

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えっ、どういうこと！？

『礼さん！ごめんなさい！私、廉くんとは…！」

何もないんですって、

誤解を解こうとしたんだけど

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礼「今までたくさん意地悪したの、私なの。

どうしても廉が欲しくて、2人を引き離した。

あの日の黒板も、今日の階段も私。

仁乃ちゃんの気持ちも、廉の気持ちも知ってて

無理矢理、付き合ってもらってたの。

本当にごめんなさい。」

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そんな…知らなかった。

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「もう遅いねん。

どんだけ仁乃のこと傷つけたかわかってるん。」

礼「本当にごめんなさい…っ」

礼は、目に涙を浮かべて今、私に謝っている。

「なんでお前が泣くねん、おかしいやろ。」

『廉くん…

礼さんは廉くんのことが好きだっただけなんだよ』

「だからなんでお前はこいつを庇うねんって。」

『それは…私も同じだから。私

も、私だけの廉くんだったらって思っちゃうから』

礼さんを庇ってるんじゃない。

礼さんと同じ私自身を、肯定したいだけ。

自分がこんなにも欲深いんだって、

こんなにも廉くんが好きなんだって、

こんなにも脆くて、こんなにも弱いんだって

初めて知った。

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礼「Aちゃん…本当にごめんね。

だけど、廉はずっと前から

Aちゃんだけの廉だよ。」

『…、、、え？…』

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