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" キャーーーーーーーー♡ "
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はいはい、
今日もありがとうございます。
イヤミのように心の中でお礼を言う。
隣には、Aちゃんじゃなくて礼がいる。
そして俺は、Aちゃんの姿を目で追う。
礼はそんな俺に気付くと、必ず腕を組んでくる。
いつもは感じるAちゃんからの視線も
今日は全く感じず、
その姿を追っても
こっちを気にする素振りさえ見せない。
なんなら楽しそうに笑ってる。
昨日はあんなに意地になってたのに。
まあ、Aちゃんが幸せなら
それで良いんやけど。
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やのに、、、
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"Aッ！！！！！！"
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なんで礼はすぐ、
俺の大好きなAちゃんの笑顔を奪うねん。
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2、3時間目の間の休み時間
紫耀と2人で1階の廊下を歩いていると
Aちゃんの名前を叫ぶ女の子の声が聞こえた。
紫耀「廉！！！！」
紫耀の声も無視して一目散に駆けつけると
2階へと続く階段の踊り場に
Aちゃんが倒れていた。
Aちゃんに駆け寄って上を見ると
悔しそうな表情を浮かべる礼が居た。
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『どけ！！！』
男子「えっ、、」
Aちゃんの名前を呼び続ける
さくらちゃんの隣で
彼女を持ち上げようとしていた
男子を押しのけて
軽くて華奢なAちゃんを抱き上げる。
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" キャーーーーーーーー♡ "
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不謹慎すぎん、こいつら。
女はホンマ、ろくな奴おらんな。
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『さくらちゃん、Aの荷物持ってくれる？」
さくら「は、はいっ」
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A…
この時、
俺の中で何かプチンと切れたものがあった。
もう礼なんかどうでもええわ。
Aは俺が守るし。
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作者名：Raine. | 作成日時：2020年5月26日 19時
