訪問者 ページ22
Aside
「・・・。」
雲雀さんが日々の日課である夜の見回りに
出て行ってから３０分くらい経った。
私は応接室で、引き受けていた予算表の
計算を終え、雲雀さんが帰って来るのを待っていた。
後は、雲雀さんに計算を終えたこの書類を提出するだけ。
「・・・。」
私はぼーっと部屋でいつものように
考え事をして雲雀さんの事を待っていた。
しかし、そんな所に突然の訪問者が現れたのだ。
扉のノックを２回繰り返した後に
部屋に入って来たのはなんと、
山本君だった・・・。
山「っ！？A！！」
「・・・・。」
山本君は私を見て驚いている。
まさか私がこんな所にいるなんて
思っても見なかったのだろう。
山「A・・・こんな所で何してんだ？」
「・・・。」
山本君は私の座る席に近づくと話しかけて来た。
私はなんて説明して良いのか分からず、
久しぶりに会った山本君を見上げていた。
山「最近見かけなかったから心配してたんだぜ？元気にしてるか？」
「・・・。」
私が黙ったままでいると山本君は
私を見下ろしながら話す。
元気・・・ではある・・・のかな。
心の中は真っ黒でぐちゃぐちゃしているが、特に
具合が悪い訳でも無いので元気であるという事に
しておこう。
私は小さく頷いた。
山「なぁ・・・A、やっぱり授業一緒に出ようぜ。」
「・・・。」
山本君は心配した目で見つめながら私に話しかける。
また・・・
この目・・・。
それは私を捉えて離さない。
真っすぐ私に向けられるその視線は私に刺さる。
山「獄寺もツナも・・・笹川も黒川も心配してる。」
「・・・。」
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猫のこたつ(プロフ) - 優しいお言葉ありがとうございます！皆様にはご迷惑お掛けしまして、申し訳ないです… (2019年12月25日 6時) (
レス) id: e086e98a44 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - ゆっくり安静にしてくださいな。お気を付けて (2019年12月24日 21時) (レス) id: 34699431ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年11月28日 10時
