黄色いレインコート ページ2
Aside
私は雨の降る中、
傘を差しながら家へと帰っていた。
応接室から出た後、私はトイレに行って
鏡で自分の姿を確認した。
首には・・・赤く痕が残っていた。
こんな痕を隼人が見たら、何があったのかと
凄く心配するだろう。
だから今日はもう帰る事にしたのだ。
「・・・・。」
今日は・・・疲れた。
私はゆっくりとした歩調で人のいない道を歩く。
こんな雨では誰も外出しない。
人とすれ違う事が無い道を歩いていると世界で
私一人になってしまったような感覚になる。
そんな事を考えながら歩くと公園に差し掛かった。
「・・・？」
雨の降る公園にも誰も居ないだろうと思いながら
立ち止まり、その公園を見れば・・・
何か・・・居る。
雨が降り、砂場には水溜まりが出来ていて、
ブランコやシーソーも雨が滴っている。
しかし、そんな公園に居たのは小さな子供だった。
ラ「ガハハハ〜！この公園はランボさん1人のものだもんね！！」
「・・・。」
その子は黄色いレインコートを着て、
雨の降る中滑り台の上に立っている。
その子は１人だった。
雨の降る中、こんな公園で遊ぶなんて元気な子だ。
私はそんな事を思いながら元気なその子を
眺めているとその子と目が合った。
ラ「！」
「・・・。」
その子は私を見つめると、
凄く輝いた表情になる。
な、なんだろう・・・・。
そう思って居ると、その子は滑り台を降り、
こちらに向かって走って来た。
ラ「キョウコと同じ服！！」
「・・・・？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫のこたつ(プロフ) - 優しいお言葉ありがとうございます！皆様にはご迷惑お掛けしまして、申し訳ないです… (2019年12月25日 6時) (
レス) id: e086e98a44 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - ゆっくり安静にしてくださいな。お気を付けて (2019年12月24日 21時) (レス) id: 34699431ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年11月28日 10時
