ぼくときみ (ページ2)

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タイトル１ページ2

悠真｢...ん。｣

春の陽気に当てられて目が覚める。

時刻は6時半。

カーテンの隙間から差し込む朝日は、眩しかった。

悠真｢...。｣

隣で寝ている、"彼"を起こさないように、そっとベッドを抜け出す。

昨日の夜は、乱暴にされたから腰が痛い。

跡も、たくさんついてる。

部屋の一室であるシャワールームの鏡をぼんやりと見つめた。

悠真｢あ。肩、噛まれてる。やめてって言ったのに。｣

次会うのは無しかな、なんて考えながら帰る支度をする。

1回家に帰って、制服に着替えないといけない。

お金と、自分の所持品を持ってドアノブに手をかけた。

悠真｢ばいばい。｣

眠る"彼"にそう言うと、部屋を出た。

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悠真｢出くわさなきゃいいけど。｣

時刻は7時半。

自宅付近に着いたは良いものの、幼馴染に出くわすかもしれないという気持ちで、周りをキョロキョロしながら歩いていた。

この時間は幼馴染、涼くんがランニングから帰ってくる時間でもある。

出くわしたら何を言われるかたまったもんじゃない。

そろりそろりと、周りを警戒しながら歩いていたら、無事に自宅まで着いた。

任務、成功。

涼｢あいつ、また。｣