麦わら一味の美少女天使 (ページ12)

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ゾロ「、、、、、！」
突然彼女の口から出た奴隷というワードに驚きを隠せないゾロ

驚くのも当然だ
彼女は怪我ひとつ無く、綺麗な白のワンピースを着て
おまけに頭の上には小さなティアラが乗っている
こんな綺麗な彼女を見て、誰が奴隷などと思うだろうか

『ふふふっ』
驚きを隠せないゾロを見て笑ってしまう

『そうですよね、びっくりしますよね』

『私は13歳の時にこの城に住み着いているヒュプノスという者に買われました』
『なぜか私の事を気に入ったらしく、まるでお姫様の様に扱ってくれます』
『綺麗なドレス、美味しいご飯を用意してやると言われ』
『奴隷という立場からしたらすっごく幸せな事です』
『痛い事も、嫌な事もされない』
『私の飼い主のヒュプノスは、よく分かりませんがあがり症なのか、
全然私の前に現れませんし私、奴隷じゃないですよね(笑)』
『でも、寂しかった』

ゾロ「、、、、」

『こんな生活嫌だって思って、せめてもの抵抗で
綺麗なドレスや美味しいご飯は全て拒否してやったんです』
ふふっと笑いながら言う彼女はどこか寂しそうだった

『ずっと逃げ出したくて、今日ついに実行しちゃったんです』

ゾロ「奴隷にも色んな奴がいんだなァ」

『あ、ごめんなさいこんな話しちゃって、』
『海はあっちですよ、このまま真っ直ぐ歩いてください』

ゾロ「おぉ、ありがとな」

『私と一緒に歩いてたら、もし見つかった時にご迷惑がかかるので
私はこっちに行きます、出会えて良かったです、さよなら！』
そういって走って行ってしまうA

ゾロ「あ、おい！！」

ゾロ「、、、、さよならって言われてもなァ」

ゾロ「あんな話されちゃあ、、、」

彼女の事が心配になり、彼女の後を追うゾロ