失恋3―ジョディside― ページ4
同僚たちとの話に花を咲かせた後、ふとシュウの姿を探した。
彼女が亡くなって以降、ふさぎ込むことが増え本当に心配だ。
今もこの輪を離れてカウンターで一人……! じゃなかった。
隣に女の子が座っている。
まあ、シュウが一人で飲んでいたら放っておかれるはずもないものね。
元彼のことなんて放っておけばいいのに、気づけば私はカウンターに近づいていた。
「ハーイ、シュウ。楽しんでいる?」英語で問いかける。
「ああ、こんな夜もたまには悪くない」相変わらず感情の読めないポーカーフェイスではあるものの、思いがけない返事がきた。
「赤井―、この人誰?」隣にいた女性は日本語でそう問う。
どうもすっかり酔っぱらっているようだ。
「同僚」
「同僚? 赤井って何の仕事しているの?」
「俺の仕事は……」
軽率に何かを言いだそうとするシュウを慌てて止める。
「今日本に旅行に来ているから、仕事のことは忘れたいの。
アメリカでは公務員をやっているわ、よろしくね」
「公務員……。芸能人じゃなくて?」彼女は目を丸くした。
「ふふ……芸能人じゃないわよ。秘密の仕事をしているから詳しいことは聞かないであげてね」
「了解です、おねーさん!」
そういうと、女性はテーブルに突っ伏して寝てしまった。
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まつり(プロフ) - タタリさん» タタリさん、ありがとうございます。 (1月26日 8時) (レス) id: 91a8359b9e (このIDを非表示/違反報告)
タタリ(プロフ) - 面白いです!赤井さん降谷さんコンビ最高! (1月25日 23時) (レス) @page22 id: 3b67077e0b (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - ハロさん» ご指摘ありがとうございます。ここでは代理できており、時間がないため説明の手間を省こうと偽っている設定です。本編に説明文を加えておきますね。 (5月18日 17時) (レス) id: 40409137ce (このIDを非表示/違反報告)
ハロ - 風見は警察庁では無く警視庁ですよ (5月18日 16時) (レス) id: 39e5bd607a (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - ゆーちゃんさん» 嬉しいです。ありがとうございます! (2023年3月2日 16時) (レス) id: 40409137ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2022年9月1日 8時