溺愛禁止！1【赤井秀一】【安室透】

ハッキング犯5 ページ21

職場に戻ると、後輩が「サーバ攻撃が止まりました！さすが蘇芳主任！」と狂喜乱舞していた。

お疲れだったね、ご苦労さん。

まあ、止めたのも私だけど元凶も私(と知り合った赤井秀一)なんだけどねー。

赤井さん、何の仕事しているんだろう、恐ろしい男……。

「蘇芳くん、ちょっといいか？」

うわ、部長に呼ばれた……。

「あ、はい――なんでしょうか」

私は奥の部屋へと連れて行かれた。

絶対に、あの二人のせいだ。今日の夕食奢ってもらわないと割に合わない。

「さきほど、受付の田中君から聞いたのだが、寿退社を検討しているというのは本当なのかね？」

「いいえ――。デマですよ。
　あいにく、現在、そのようなお相手なんていません」

「それは良かった、君の評価は警察庁や警視庁からも評価が高い。
　先日社長が、斎藤長官と飲んだ折にも、セキュリティの高さについてお褒めの言葉があったと聞いたばかりなんだ」

ああ、私この前、本当にこのセキュリティで安全なのかと問い詰めてきた長官と直々に数時間話をしたもんね……。

なんかよほどのことがあったみたいで、いろいろと間の人をすっ飛ばして私のところに直接来たから本当にびっくりしたなぁ……。



「今急に辞められると困る」

「ええ、私も急に無職になると困ります」

話の分かる部長で本当に良かった。


「失礼します」

話がすんだようなので、立ち上がる。



「君が居てくれるなら、派手な男が数人程度、この会社に出入りする件には目をつぶろう」

って最後に言い添えるのはやめて。

出来ればその人たちは片っ端から出禁にしていただけると、私の仕事の効率あがると思われます。





※この物語はフィクションです。実際にはこのようなことはありません。
このようなでたらめな設定が許せない方はここで閲覧を終了してください。

こんなノリでも大歓迎！今後もこんなスタイルで！と言う方はハートを押してもらえると、安心して続けて執筆できるので、もしよかったらお願いします。

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