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information15―沖矢side― ページ45
その後ろ姿を見送ると、チョーカー型の変声機をつけ降谷君に電話をかけてみる。
ワンコールで出た当たり、彼は体調の悪い中動いてくれているのだろう。
「思いのほか早くて驚きました。ご連絡、ありがとうございます」
「彼女のためだからな」
「裏切り者の方は見つかりましたか?」
「ある程度は絞り込めた。さすがに公安情報を簡単に送信できないが――。こちらに来るなら見せる用意はある。僕は今夜は寝る気はないが、明日でも特に構わない。ただし、明日の日中はこちらに公安の人物が出入りする時間帯もある。
出くわした場合、君の存在を秘密にするのは難しいな」
思いのほか、降谷くんが親切で驚いた。
なるほど、「赤井秀一」相手でなければ、こんなに仕事がこなせて気も回る男なのかと感心するほどだ。
可能な限り、公安の他の人物との接点は避けたいところだ。
俺は素早く「沖矢昴」になると深夜に車を走らせ、例の病院で必要な情報を得ることにした。
test of courage1→←information14―沖矢side―
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作者名:まつり | 作成日時:2022年8月1日 15時