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安「Aさん
携帯鳴ってますよ？」
僕がそう指摘すれば、ハッとしたように永榮は慌ただしく携帯を取り出し、耳に当てた。
切り出しが「Hello?」なのからして、仕事関係なのは間違いないだろう。もしかしたら、忌み嫌う奴の情報が手に入るかしれないと、耳を研ぎ澄ます。
貴「
貴「
貴「
それだけ言うと永榮は電話を切り、財布から千円札を取り出してカウンターに置いた。
貴「ごめん、急用できた
お釣りが出たら陣平達のお代に入れてやって下さい」
安「分かりました」
どうやら奴は関係ないようだ。永榮の会話から察するに、アメリカで問題が起きたから詳しいデータを送ってくれ、とか何とかだろう。
永榮が出入口の扉に手を掛けたその時、そいつは振り返って僕を見てニヤリと笑った。
貴「ホットオレンジジュース、美味しかったです
安室さんも程々に休んだ方がいいですよ〜」
ヒクリと自然に頬が釣り上がった。そういう事を大声で言うんじゃない。もしこれが組織の奴らに聞かれて、怪しまれたらどうするんだ。
永榮は僕の顔を見て愉快そうに微笑んだ後、逃げるように扉を閉めた。お陰で見送りの挨拶を言い損ねた。……まぁいいか、永榮だし。
松「……相変わらず何でも出来んのな、おまえ」
安「何でも、なんて出来ませんよ
自分が出来る事をしているだけです」
萩「だからそれが俺達凡人の許容を越えてんの！」
なに馴れ馴れしく話し掛けているんだ。
初対面のように接しろと言ったよな？と言わんばかりのオーラと表情をしてやれば、萩原は肩を縮こませ、松田は呑気にタバコを吸い始めた。
松「…おまえいると"懐かしい"って感じするわ」
萩「あー、わかる」
松「多分Aもそう思ってると思うぜ」
フッと鼻で笑いながら煙草を吸う松田を見て、面を食らう。だが、それと共に怒りも込み上げてきてつい降谷の口調に戻ってしまった。
安「おまえら…いい加減にしろよ……？」
安室透とおまえ達は初対面だ！！！
そう怒鳴ってやれば二人は笑い始めた。怒りは収まらなかったが、いつの間にか疲れを忘れていたような気がした。
……それは永榮もまた然りだと思う。
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小雪(プロフ) - 夏樹さん» 初めまして！BBちゃん可愛いですよねー！ムーンキャンサー欲しいですけど巌窟王ほしい…！来年復刻くるのを願いましょう…！（笑）続編作りましたのでそちらも見ていただければ嬉しいです！！ (2018年8月24日 13時) (
レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
夏樹(プロフ) - 初めてまして。私はBB推しなのですがメイヴ様2枚だけでしたよ。更新楽しみにしております。 (2018年8月24日 13時) (レス) id: 38b3a28175 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - りんごさん» 例のエンディングの安室さんの寂しげな背中を見て「ポアロで安室さんを幸せにしたい！！！」という謎の使命感にかられて書きました（笑）ほっこりしていただけて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2018年8月23日 16時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 仲が良いですね〜 見ててほっこりします笑 更新頑張ってください！ (2018年8月23日 10時) (レス) id: 0d67710dc7 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 純白さん» リクエストありがとうございます。そうなんですよねー…イチャイチャシーン私も書きたいです……次の本編が一段落して緋色シリーズが始まる前辺りに少し番外編でイチャイチャさせようかと思ってます！（笑）更新頑張らせていただきます！！ (2018年8月21日 11時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雪 | 作成日時：2018年7月18日 13時
