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身体が怠くて仕方がなかった。

生理痛と頭痛の中での体育祭の練習はさすがにしんどくて。

それでも行進くらいは出ようと、校庭を歩いていた時、意識がふっと遠退いた。

ぐらりと身体が揺れたのが分かった。

ああ、まずい、貧血...?
まだ、朝だし熱中症では、ないよね...

そんなことを思ってる内に、視界がブラックアウトした。





はっと気づいた時、私の身体は太ちゃんに抱えられていた。

「た...先、生...」

呟けば、私を抱えて歩いていた太ちゃんが、ほっとしたように私を見た。

「良かった、意識あるな?」

「はい」

「脳貧血だろ。取り合えず保健室連れてくから」

「す、すいません」

私はぎゅっと目を瞑った。

太ちゃんの匂い。
太ちゃんの温もり。
太ちゃんの息づかい。

こんなにも近くで太ちゃんを感じられることが嬉しくて、ずっとこのままでいたいと思ってしまった。

保健室のベッドに降ろされると、太ちゃんは養護の先生と何かを話して、

「また来るから」

そう言って出ていってしまった。

養護の先生がすぐに私の熱を計り、熱がないのを確認すると、

「少し横になってたら大丈夫だと思うけど、気持ち悪くなったり、頭痛が酷くなったりしたらすぐ教えてね」

ベッドのカーテンを引いてくれた。

疲れもあったのだろう。
ベッドに横になった私はすぐに眠りに落ちてしまった。

カーテンが揺れ動く些細な音で目が覚める。

目を開けなくてもそれが太ちゃんだとすぐに分かった。

太ちゃんの気配と匂いに泣きたくなった。

私の心をこんなに揺さぶる人は太ちゃんしかいない。

太ちゃんの一挙一動が気になって。
太ちゃんの過去も、今も、未来も気になって。
全てが気になって苦しくて。

私の額に触れる太ちゃんの手。

その手を掴みたい。
離したくない。

ずっと、ずっと傍にいさせて欲しいのに。

その時、眠っているふりをしている私の顔に太ちゃんの吐息がかかる。

え....?

至近距離に感じる太ちゃんの気配に驚いた。

瞬間、

何かが唇に触れた、気がした。

その温かな柔らかい感触は一瞬で。

キス、された...?

分からない。

間違って触れた...だけ...?

「た...いちゃ」

目を開ければ、私に覆い被さるようにして、至近距離で私を見つめていた太ちゃん。

「あっ」

慌てて身を離す太ちゃんの腕を慌てて掴んだ。

「太ちゃんっ」

「...息、してるかって心配で」

歪めた顔を背けて、太ちゃんが小さな声で呟いた。

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ましろ(プロフ) - ayachokoさん» た、大したことない(爆)太ちゃんが独りで息巻いてるだけです(爆)(爆) てかそんな思い付かないですよねアクロバティックなこと← (2017年12月14日 9時) (レス) id: df578ce2f7 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - ぐりさん» うわぁーもう半月経ってますね涙。ご、ごめんなさい;; しかもこの先、しばらくずっと話も動きませんが、どうかお付き合い下さいませヽ(;▽;)ノ (2017年12月14日 9時) (レス) id: df578ce2f7 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - mamiさん» だいぶお待たせしてしまい本当にごめんなさいっ(土下座)体調崩して長期療養していて涙 ぼちぼち復活出来そうなので頑張りますね><。。 (2017年12月14日 9時) (レス) id: df578ce2f7 (このIDを非表示/違反報告)
ayachoko(プロフ) - すごいです、ましろさん…!!脇の下攻めるとかさすがすぎて(//∇//)私が知らない愛し方で啼かせて太ちゃんっ!←違う 自坦のハッピーエンドが少ないましろさんの作品。このお話はどうなるのか…ドキドキ(@_@;)続き楽しみにしてますっ(*≧∀≦*) (2017年11月30日 12時) (レス) id: b1988500b3 (このIDを非表示/違反報告)
ぐり(プロフ) - もーう息苦しい!!ので、続きを!!どうかよろしくお願いしますー!!笑 (2017年11月28日 23時) (レス) id: ccfaf12877 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましろ | 作成日時:2017年10月14日 16時

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