一の在庫が尽きた ページ14
A視点
そして芥川君が敵対組織に攫われてひぐっちゃんが助けたりした数日後。
私は書類を殆ど片付けた奇跡のような状況を噛み締めていた。稀に良く在る状況だ。
しかしそれもギルドの刺客が来た事で破壊される。普通に呼び出された。畜生。
そして呼び出された私は、良く在る路地裏で足元の死体を前に黙り込む。
生きた人間が相手で初めて役に立つ対人要員たる私が、既に物に成り下がったこれを前にしてどうしろと。
呼び出された意味ある?と言葉にならない声を上げた。
ていうかこの場に黒服と黒蜥蜴と中原さんと梶井さんが揃ってるんだけど………
なにこれめっちゃ豪華なメンバーじゃん。何があるの?
黒服と黒蜥蜴と中原さんと梶井さん………アッこれ首領初登場回のやつか!!原作!!
と一人勝手に愚痴って納得して、中原さんに話しかける。
『これがギルドからの刺客ですか。しかし既に死体となった状態では私に出来る事は有りませんよ』
「だよなァ………やっぱ無理か。」
『当人が生きていなければ無理ですね。
脳さえ生きていれば、分かりずらいながらもどうにかなる事が無い事も無い様な………』
ギルドの刺客に触れてみて異能を発動してみるが、周囲の人間の心の声が聞こえて来ただけだった。
私は直ぐに異能をシャットダウンする。
『駄目です。すみません。』
「いや、これはしょうがねェだろ。首領の到着を大人しく待とうぜ。」
頷く。それにしても異能が制御出来るというのは楽である。昔じゃ考えられないね!
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メープル - この作品が大好きです!!!!続きを書いてほしいです!!!!! (12月9日 10時) (レス) @page18 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 素敵な作品に出会えて嬉しいです。もう、このお話はおわりなのですか、? (8月18日 1時) (レス) @page18 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 凄く面白かったです!出来れば続きを書いて欲しいです!本当にお願いします! (8月16日 19時) (レス) @page18 id: b6e28c60d1 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 凄く面白かったです!続きが凄く気になります! (7月2日 13時) (レス) @page18 id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - とっても面白かったです!!できれば続きを描いてほしいです!本当にお願いします!私事あとの話が一番好きなんです!鏡花ちゃんがこの後夢主さんとどんな感じになるのか気になります!! (6月10日 23時) (レス) id: bc3edc14c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆腐教信者 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年4月23日 20時