【文スト】危険人物に生まれ変わったので生を謳歌してやろうと思った。勿論後悔も反省も全然していない。

外出が四十二回 ページ48

A視点




私はクレイジーサイコフョードルをなんとか引き剥がそうと藻掻くが、中々外れない。

非力設定どこやったんだよお前………そして戻って来て非力設定さん、出来れば比較的速やかに………




『ね〜ぇ〜ドストさ〜ん？お願いしますよぅ〜離してくださいよぅ〜。

ていうか何でこんな頭のいいキャラが色んな意味で頭の悪い真似をしているんだ……正気に戻ってどうぞ……』



「僕は何時でも正気ですよ。自分の目的の達成のためならば何でもするだけです。」



『知ってるかい！自分の目的の達成のために本当に大体何でもできるならそれは正気じゃないんだぜ離して！！』



「待ってください。未だ十分に吸えてません」



『吸うってなんだよ吸うって。私はヤクか？』



「どちらかと言えば愛玩動物ですね。」




そういう返しは求めてないんだよなぁ、と平行線の気配を察知したので口には出さず心の中で思う。

舌戦は私が圧倒的に不利だ。平行線で済めばラッキー、普通なら言いくるめられて言質を取られる。

えっ絶望。これどうしたら良いの？私今までよく助かってたな？？




私がすみやかに絶望している間ものんきにすりすりと密着してくるドストさん。

アッ、なんかちょっと可愛く見えてきた……やだ我ながらチョロい……

終わり ログインすれば
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