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「可愛いってさ、女の子にどういう時に言うもん?」





どうしてもお昼の正門くんが
気になって気になって仕方なくて。




心の友、和くんに相談する。



平日だから、会って相談出来ないのは
致し方ない。






大橋「そりゃあ、好意がなきゃ、言わへんと思うで?



…ってなに?言われたん?」




「んーまあ。」




大橋「えーそうなん…」



「それがさあ……。

入社してからめちゃくちゃ人気なのよ、彼。

だから、なに?女慣れしてるんだと思うんだよね、」



大橋「それも一理あるなあー」


「でしょーー?でも、彼と話してるとドキドキするっていうか、」



大橋「そっかあーー。


んーー、じゃあさ、俺と練習しいひん?」




「え?」




大橋「俺が、その彼の役するから。


デートでも、告白でも、

なんならえっちの練習でも付き合うで?(笑)」



「も!ばか!!和くんのばか!!」



大橋「ごめんごめん(笑)


でも、経験がない分不利になるとあかんからさ、


俺やって、Aが悲しんでるとこ見たくないし。


やから、練習、してみる?」


「…する、お願いします。大橋先輩」



大橋「よし、決まり!!



じゃあ土曜日な〜〜?予定空けとけよー!」








電話越しだから表情まではわからないけど、


きっと和くんはにやにやしてるんだろうなあ


楽しんでる、きっと(笑)




まあでも、



確かに、



予行練習があったほうが、確かに、安心かも。







経験値がないなりに、考えて決めたことだった

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作者名:m | 作成日時:2021年1月16日 3時

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