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正門「…なに、かんがえてるん…?」
突然声がするもんだからあからさまにびっくりしてしまった
正門「ん…ごめんなあ、びっくりさせたなあ…?」
「…」
正門「…んふっ。かわええ」
彼は何事もなく、普通に、当たり前のように、
両手で私のほっぺを包み込んでいる
「…や、えっと、」
正門「…ほんまかわええ。…すきやで、ほんまに、
だいすきやから………。
どこにもいかんといて」
そのままサラッと抱き寄せられ、
正門くんとゼロ距離になる、
彼の心音を感じさせられる
正門「…どきどきしてんねん、わかる?」
「…ん」
正門「…A」
いつしか呼び捨てで呼ばれている 名前 に
驚いていれば、隣からスースーと寝息が聞こえる
彼は一体なんなんだ……
そして私はこの状況、
どうしたらいいのだろうか……
正門くんの腕の中で路頭に迷いながらも、
彼の温もりと、心地よい心音のせいで
また再び眠りにつくのだった
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作者名:m | 作成日時:2021年1月16日 3時