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やってしまった……
これは経験が浅い私でも分かる
なんならこの前、つい先日、和くんと経験しているから
記憶が鮮明だ。
私は…この男……正門くんと……?
この状況が事実を物語っていることだけはわかる
脱ぎ散らかされた、
私と正門くんのスーツ
そして下着
そして足元に
まるでポイ捨てされたかのように
捨てられているアレのパッケージ
「…ああ、」
確実にやらかしてしまった
つい数日前までは何も知らなかった
いや、何となく知ってはいたけど
リアルの世界では経験した事の無いことを
この近々の日程で経験するなんて……
というか、
ドラマとかでも描かれているこの状況、
見たことある、、、、
確実にやばい
危機感からなのか、私はものすごいスピードで
色々な事を考えてしまっていた
私から出てくるのは力のないため息ばかりで。
さすがに隣にいる彼は気づいたらしい
正門「ん…」
でも、寝ぼけているから、
声をかけてくることはなかった
そのかわり、ぎゅっと抱きしめられ、
もっと密着してしまったけども。
彼は私とは違い、体温が高いみたいだ
密着されてるおかげで嫌でも感じる体温
そして今までまじまじと見たことの無かった顔を
パーツまでしっかり見れてしまった
なんだか悪い感じはしなかったのは
やはり一目惚れしてしまった存在だから?
それとも身体を重ねてしまったから?
それとも…
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作者名:m | 作成日時:2021年1月16日 3時